内容説明
花たちはずっと待っていた、砂漠に一年に一度だけおとずれる奇跡を―今日しか咲かない花たちの物語。
著者等紹介
藤原幸一[フジワラコウイチ]
生物ジャーナリスト。ネイチャーズ・プラネット代表。ガラパゴス自然保護基金(GCFJ)代表。学習院女子大学非常勤講師。秋田県生まれ。日本とオーストラリアの大学・大学院で生物学を専攻し、グレート・バリアー・リーフにあるリザード・アイランド海洋研究所で研究生活を送る。その後、野生生物の生態や環境問題に視点をおいた生物ジャーナリストとして世界中で取材を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優花 🍯モグモグ
37
この写真はすごい綺麗。砂漠に咲く花は綺麗なだけじゃなく力強さを感じました。生命力の強さと活力あふれる一冊でした。2014/06/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
6年生ブックトーク授業 芽ぶっくおすすめ本 この美しさも無くなりつつある…。2019/12/14
ジュースの素
11
読みたかった本だ。アタカマ砂漠など世界で一番乾燥した地域に、海からの霧が通ると、待ちかねたタネたちが目覚める。短時間のうちに芽を出し花を咲かせる。広い砂漠が一面の花畑になるサマは感動的だ。花が咲けば虫が現れ、その虫を狙う小動物も出現!何という生き物の連鎖だ‼︎ 花の美しさは誰かを楽しませる為でなく、ひたすら生存を保持し、繋ぐため。生き物の逞しさをこれでもかと感じさせる。2020/01/06
ネジとサビ
9
知らなかった~。砂漠で、こんな風に見渡す限りのお花畑が現れることがあるなんて!もう、その事実と美しい写真だけで感動します。だから擬人化の表現が気になって仕方なかったです。事実を淡々と表現してくれた方が良かったなぁ~。好き好きかしら?2021/06/07
ぽてちゅう
8
乾いた大地アメリカ大陸アタカマ砂漠に広がるお花畑。1年に1度、カマンチャカという霧がもたらす奇跡。霧を感じた途端、植物の種は体内のエネルギーを凝縮させて一気に芽吹き花開かせる。砂漠のそこかしこで奥義「かめはめ波ーーー!!」炸裂!!お花畑は7日ほどでお終い。短い間に力の限り咲いた花々は来年への奇跡の種を残し、アタカマ砂漠は元の姿に戻ります。2019/06/29
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