内容説明
森の家にやってくる、いろいろな動物たち。出会ったのは二頭のクロテンだった。
著者等紹介
竹田津実[タケタズミノル]
1937年、大分県生まれ。獣医師、写真家。1963年より北海道東部の小清水町農業共済組合家畜診療所勤務。1970年、同診療所所長。傷ついた野生動物の保護・治療・リハビリ作業を行いながら、キタキツネの生態調査を続ける。2004年より、北海道東川町に移る。映画「キタキツネ物語」企画・動物監督。写真集、エッセイ、絵本のテキストに多数の仕事がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gtn
25
一匹の野生動物を定点観測すると、その胸の内まで分かるようになる。そして相手からも観察されていることに気付く。共存、更に言えば共感とはそういうことかなとも思う。2022/02/26
kazu_tea
9
竹田津 実さんの家に来るようになったクロテンの様子を写真とともに紹介しています。自由にしている動物の姿を、そばで覗かせてもらうという竹田津さんと動物との距離感が良いなと思いました。2013/05/17
サラサラココ
6
小2こどもと。写真多数。ふりがなあり。中~高学年向きかな。2020/12/25
おはなし会 芽ぶっく
6
第40回青少年読書感想文コンクール 北海道指定課題図書 高学年(5・6年生)2019/08/01
kusumi
5
図書館で息子がが選んできたものの、5歳児には難しく早々に断念したため一人で読破。北国の獣医師で身近にいる動物を観察している著者。肉食で狡猾獰猛なイメージだったクロテンの写真はどれも表情が豊かでクリクリおめめがキュート。行動を見ても常に牙を向くよりは敵を警戒している方が多い。結婚ごっこ&妊娠の話はそんな器用なことができるのかと目から鱗。2020/01/08