内容説明
町に住むマイケルと、田舎に住むスーザン、二人は、もうすぐ6歳の誕生日を迎えます。偶然、誕生日の日に出会った二人は、今度一年生になり、同じ学校へ行くのです。初登校日のハラハラドキドキ、そして、二人を取り囲む温かい家族。日本でも長く愛されつづけている、ドロシー・マリノのおはなしをお楽しみください。
著者等紹介
マリノ,ドロシー[マリノ,ドロシー][Marino,Dorothy]
1912年、アメリカ、オレゴン州に生まれる。幼少期をミズーリ州、カンザス州と移って育ち、大きな農場でのびのびと暮らした。その後、カンザス大学で絵画を学ぶと、ニューヨークに出てさまざまな職業につく。デビュー作の絵本で、ヘレン・ディーン・フィッシュ賞を受賞し、本格的に作家活動を開始した
まさきるりこ[マサキルリコ]
間崎ルリ子。1937年、長崎市に生まれる。慶応義塾大学図書館学科卒業後、ボストンのシモンズ・カレッジ大学院で図書館学を学ぶ。その後、ニューヨーク公共図書館児童室に勤務。帰国後、アメリカンスクールの図書館に勤務し、1968年、神戸市で家庭文庫「鴨の子文庫」を開く。財団法人東京子ども図書館理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
28
もうすぐ1年生になるマイケルとスーザン。ふたりはマイケルの誕生日パーティーで出会い、同じ学校に行くことがわかって友だちに!お誕生日やはじめて学校に行くときの様子が、マイケルとスーザンそれぞれの目線で描かれています。大きな展開はありませんが、新しい友だちが出来たことへの喜びや、学校生活への高揚感など、新1年生は共感することも多いはず。ラスト、スーザンの農場に遠足に訪れ1年を振り返るシーンに胸がジーンとします♡ひとつひとつのおはなしは短いので、1年生でも少しずつ読めるかな。2023/04/03
花林糖
20
(図書館本)入学前に知り合った、同じ誕生日のマイケルとスーザン。ドキドキワクワクの学校生活を送ります。スーザンの農場への遠足は本当に楽しそう。読み心地の良い穏やかなお話でした。2016/06/18
mntmt
17
60年代、アメリカの小学校の様子が少しわかる。子どもたちが楽しそう。2016/09/20
小夜風
14
【図書館】ドロシー・マリノさんの児童書。6歳の誕生日パーティーの準備のためにお店に行き、ケーキの上に飾る大きな青い6の飾りを手に取るマイケル。すると同じ6のピンクの飾りを手に取るスーザンと出会います。ふたりはもうすぐ一年生。男の子と女の子両方の視点で進むお話は、男の子も女の子もいる自分には凄く「判る判る!」でした(笑)。失敗したり泣きたくなることもあるけど、楽しいこともいっぱいあるね♪ドロシーさんの子どもたちへの優しいまなざしが感じられるお話でした♪2015/05/05
いろ
9
【母(私)だけ再読:初読は2014.2】9章構成で1章は5-10分。主人公2人と息子が同い年6歳BDで借りたが,文章量が多く,内容も小1終わりでよさそう~と,1年待って小2に上がるこの時期に読む事に。6歳BDを迎えた少年・少女が知り合いになり,初めて過ごす小学校の1年間を描いたアメリカン・レトロなお話。ところどころ一緒に読んだが,ほとんど7歳男児1人読みで読了。1冊通して読むと1時間以上かかる事もある長さだけど,面白かったのか,再読もしていた。ケラケラ笑う内容でない,物語に興味を示してくれたのが嬉しい。2015/04/17