遠めがねの海

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  • サイズ A5判/ページ数 39p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784752002833
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8793

内容説明

夏から秋への季節の変わり目―きゅうに静かになった海岸通りを歩いていると、“小さなふしぎ”と出合います。静まりかえった砂浜につむぎ出された海のメルヘン。

著者等紹介

山下明生[ヤマシタハルオ]
1937年、東京に生まれる。瀬戸内海の能美島で少年時代を過ごす。「うみのしろうま」(理論社)で野間児童文芸推奨作品賞、「カモメの海」(理論社)で日本児童文学者協会賞・路傍の石文学賞、「はんぶんちょうだい」(小学館)で小学館文学賞、「まつげの海のひこうせん」(偕成社)で絵本にっぽん大賞、「海のやくそく」(佼成出版社)で産経児童出版文化賞美術賞、など数々の受賞作品がある

村上康成[ムラカミヤスナリ]
1955年生まれ。「ピンクとスノーじいさん」「ようこそ森へ」(徳間書店)、「プレゼント」(BL出版)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、「ピンク!パール!」(徳間書店)でBIB世界絵本原画ビエンナーレ金牌、「なつのいけ」(ひかりのくに)で日本絵本大賞などを受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遠い日

11
山下明生さん×村上康成さん。海のファンタジー。いくつもの海を旅してきたアンティークの遠めがね(望遠鏡)が、ぼくに見せる不思議な風景。過去を映したり、その時の思いを映したり。アンティークショップのおじいさんと年老いた犬は、魂のような存在だったのかもしれない。残る思いに魅かれて、引き受けてくれる者との出会いのために、待っていたのかもしれない。大きくなったぼくに寄り添い続ける遠めがねだけが、その魂を引継いだのかもしれない。2016/09/20

ゆるり

4
おじいちゃんとキャプテン(老犬)の記憶(景色)を、遠めがね(望遠鏡)を通して見れる、素敵なものがたりです。ハッピーな 記憶はいいものですね。夢か現かわからないところもまたいいですね。 絵は、色、カモメやクジラや、夕日の絵はいいのに、人物が…。敢えて、描かなくてもよかったのにな、と思いました。2018/03/25

きゆやすか

2
2学期が始まったある日、ぼくは小さなアンティークショップに気づく。そこで見かけた古い望遠鏡にひかれて、毎日のようにのぞきこんでいると、ある日、店主のおじいさんのあるお願いを引き受けます。  こんな風な、ある古ぼけた店が出てくる話って大好き~2015/08/27

Kana

1
二学期が始まってまもなく、学校の帰り道にセピア色の写真のような、たよりないアンティークショップを見つける。そのお店に居たのはおじいさんとチャウチャウ犬のキャプテン。志村けんさんみたいなおじいさんで笑ってしまった。キャプテンの絵が一番お気に入り。遠めがね=望遠鏡だったのか。海といえば夏のイメージが強いけど夕陽で紅く染まった秋の海もまたいいものだなと思った。文/山下明生さん、絵/村上康成さん。2018/03/26

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