内容説明
洲本の町に、お殿さまがいらっしゃったころ、たぬきがようけすんどったんやけど、なかでも、有名なたぬきが八ぴきおってな、「洲本八だぬきものがたり」としてずうっと語りつがれてきたんよ。淡路島のたぬきにはな、人間と同じように名前がついとんのよ。人間とたぬきが助けおうて、なかようくらしてたんやろな。
著者等紹介
木戸内福美[キドウチヨシミ]
1940年兵庫県淡路島生まれ。この本だいすきの会会員。日本児童文学者協会会員。淡路保育問題研究会代表。現在、淡路島洲本市に在住
長野ヒデ子[ナガノヒデコ]
1941年愛媛県生まれ。主な絵本に「おかあさんがおかあさんになった日」(サンケイ児童出版文化賞推薦)「せとうちたいこさんデパートいきタイ」(日本絵本賞)(いずれも童心社)など多数
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感想・レビュー
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けん
3
芝右衛門だぬきをはじめとする、淡路島洲本のたぬき話を紹介した絵本。八だぬきのうち四匹は芝右衛門の眷属なのね。2020/08/21
のん@絵本童話専門
1
淡路島 洲本を舞台としたたぬきのお話。全くの創作話ではなく江戸時代から続く言い伝えがあり、実際にしばえもんたぬきの話は有名で、たぬきは神として祀られているのだそう。それほどたぬきは身近で共生してきた存在なのだと知る。このお話の中の八匹のたぬきも、益をもたらしてくれていて、その方法もたぬきならではで愉快。おおらかさとたぬきへの敬意があって、昔の人とたぬきとの関係性が良い。中学年くらい~2022/10/18
kokotwin
0
タヌキの世界にもいろいろなタヌキがいるんだなぁ。言葉遣いが関西弁でおもしろかった。2014/06/27