内容説明
…ぞうげをとるために殺されていった象たちへ。そして今夜だけは平和な眠りを約束された象たちへ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
116
とおいとおい遥かなアフリカ。象たちは挨拶をし触れ合い、互いに見守り助け合い、死者を弔う心も持っている。象は力強く勇敢で、歩けば道ができ、糞をして生態系が多様になる。象は何もしていないのに…。人間が欲すると人間以外の誰も止めることはできない。遠いアフリカでは、日に何百頭も殺されていた。象牙が欲しい、ただそれだけのために。…自然の循環で恵みの一部を頂く、そこに過剰が生じれば、バランスは崩れる。ほどほどに生きなければ。世界から生物の数が減り、いずれ人間も消えてしまう。象の目を見てほしい。人間は見つめられている。2021/05/05
mntmt
21
安らかな気持ちになる絵と詩。2016/10/01
ヒラP@ehon.gohon
5
柳田邦夫が絵本紹介で取り上げていました。 内容はアフリカゾウののどかな生活が描かれていたのですが、 前書きの内容との落差に考え込んでしまいました。 象牙を取るために命を奪われていくアフリカゾウは、絵本のお話のように平穏な生活を送っていたかったに違いないのです。 あるがままのアフリカゾウがとても意味を持って感じられました。2015/04/19
遠い日
0
100609【読書ノート/ひとことメモ】アフリカの草原に生きるゾウたち。2010/06/09