目次
プロローグ 山の人も町の人も
1 さまざまな津波―地震津波から山つなみまで
2 大量殺人魔―津波の呪わしい特徴
3 長い災害の間隔―忘れた頃にやってくる
4 スピードと破壊力―津波は陸地への海の移動である
5 むずかしい対応―津波はそのつど違った顔と挙動をする
6 津波地震(ヌルヌル地震)の恐怖―明治三陸津波の場合
7 百年目の謎解き―学者たちのたたかい
8 「前兆」の怪―罪ぶかい俗説のいろいろ
9 防潮堤の効用と限界―自分の町は自分たちで守る
10 「津波てんでんこ」―弱者の救助と避難訓練
エピローグ 生死を分ける時間との勝負