内容説明
「おとなに子どもが見えない」ということは、「子どもにおとなが見えない」ということである。
目次
1 世紀末の事件のなかの子ども・学校・おとな社会(90年代の子ども「事件」を読みひらく視点;「透明な存在であるボク」の挑戦―神戸連続児童殺傷事件 ほか)
2 消失するリアリティ―企業社会‐学校化社会のポリティクス(競争システムによる生活世界の植民地化;消失するリアリティ ほか)
3 消費社会システムのなかのおとなと子ども(消費社会システムの呪縛の構図;消費社会における居場所=コミュニケーション ほか)
4 自律と共生の生活世界の創造にむけて―新たな“子どもの発見”のための序説(問題状況をのりこえる視点;“他者としての子ども”の承認―教育的関係の再構築にむけて ほか)



