内容説明
本書にあつめられた諸実践は、いずれも現代の社会、とりわけ、生徒諸君が生活しているこの日本の現実の社会の諸問題に正面から取り組み、そして、その社会のなかでいかに生きるべきかを考える授業実践である。明日の日本を背負って立つ高校生諸君がもっている潜在的・顕在的な社会的関心に働きかけ、その関心に応え、さらに積極的な学習意欲へと発展させることを意図した実践である。
目次
e. 日本国憲法と現代日本の政治(戦争責任と東京裁判;日本国憲法の成立;日の丸・君が代を考える;国民主権と天皇;冤罪の構造 ほか)
f. 国際社会と日本の平和(原爆はなぜ投下されたか;久保山愛吉さんの死;ベトナム戦争;「国を守る」とは;安保体制のもたらすもの ほか)
g. 現代と人間の生き方(自立への旅立ち;愛と性を考える;賢くなる権利;日本の教育を考える;働くことの意味;宗教を考える ほか)