歴史科学叢書
鎌倉幕府統治構造の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 386p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784751746004
  • NDC分類 210.42
  • Cコード C3021

目次

1 中世国家財政と鎌倉幕府(国家的収取体制と鎌倉幕府;鎌倉期国家財政に関する一考察―臨時公事用途の賦課と免除をめぐって;鎌倉期役夫工米の賦課と免除―中世前期国家財政の一側面;中世国家財政構造と鎌倉幕府;鎌倉将軍上洛とその周辺;鎌倉時代の銭貨流通をめぐる幕府と御家人―御家人課役の問題を中心に)
2 鎌倉幕府支配層の諸相(鎌倉幕府の座次に関する覚書;大江広元像の再検討;中世の紛争解決と仏教説話―『沙石集』を中心に;鎌倉幕府身分秩序の一断面―鎌倉陰陽師の座次相論をめぐって;鎌倉幕府の政治と陰陽師―『吾妻鏡』の「北條泰時説話」を中心に)
3 鎌倉幕府の支配と地域(鎌倉幕府の支配と三浦氏;葛西氏と鎌倉幕府;中世土佐地域史論の一前提―鎌倉幕府権力と土佐国の関係に関する一試論;日本中世の伝承と相模国毛利荘)

著者等紹介

上杉和彦[ウエスギカズヒコ]
1959年、東京都に生まれる。1988年東京大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。1988年、東京大学史料編纂所助手。1998年、明治大学文学部助教授。2003年、明治大学文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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giousei

1
個々の論考には、史料批判への疑問や、もう少し踏み込んで論じてほしいという部分が残る。それでいて、検討対象の選球眼、個別事象を結び付けて有機的に構造化する手腕の鮮やかさには大いに感服した。これはごく個人的な印象で何の裏付けもないが、著者はもしかして”それまであった何かが崩れる瞬間”を明らかにすることに執心しているのではないか。時に飽きとも思い切りのよさともとれるテーマの切替は、断層から断層へと移動しているようにも見える。2019/11/28

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