目次
1 中世国家財政と鎌倉幕府(国家的収取体制と鎌倉幕府;鎌倉期国家財政に関する一考察―臨時公事用途の賦課と免除をめぐって;鎌倉期役夫工米の賦課と免除―中世前期国家財政の一側面;中世国家財政構造と鎌倉幕府;鎌倉将軍上洛とその周辺;鎌倉時代の銭貨流通をめぐる幕府と御家人―御家人課役の問題を中心に)
2 鎌倉幕府支配層の諸相(鎌倉幕府の座次に関する覚書;大江広元像の再検討;中世の紛争解決と仏教説話―『沙石集』を中心に;鎌倉幕府身分秩序の一断面―鎌倉陰陽師の座次相論をめぐって;鎌倉幕府の政治と陰陽師―『吾妻鏡』の「北條泰時説話」を中心に)
3 鎌倉幕府の支配と地域(鎌倉幕府の支配と三浦氏;葛西氏と鎌倉幕府;中世土佐地域史論の一前提―鎌倉幕府権力と土佐国の関係に関する一試論;日本中世の伝承と相模国毛利荘)
著者等紹介
上杉和彦[ウエスギカズヒコ]
1959年、東京都に生まれる。1988年東京大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。1988年、東京大学史料編纂所助手。1998年、明治大学文学部助教授。2003年、明治大学文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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