近世近代移行期の政治文化―「徳川将軍のページェント」の歴史的位置

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  • サイズ A5判/ページ数 370p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784751745809
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C3021

目次

第1部 将軍「明君」の創出と政治的実践としての天保社参(日光社参とはなにか;将軍家慶の「明君」化と天保改革;日光社参を見る眼;天保社参における「人気」への配慮―「日光表風聞書」の紹介;治者・被治者の「一体感」創出―嘉永二年小金原鹿狩の事例)
第2部 天保社参における海防体制の再編―社参を支える地域・民衆(天保社参と海防問題―浦賀御固め体制を事例に;天保社参をめぐる地域の動向―相州三浦郡の事例から;江戸湾防備網構想とその挫折―天保社参時、豆州下田・武州羽田の事例)
第3部 幕末維新期における治者・被治者関係のゆくえ(文久・元治上洛と地域・民衆;天皇の「見せ方」―明治天皇東幸と仁政イデオロギー;「徳川将軍のページェント」の歴史的意義と東アジア政治文化論への展望)

著者等紹介

椿田有希子[ツバキダユキコ]
1974年神奈川県に生まれる。横浜市立大学文理学部文科卒業。2010年、早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程単位取得。横須賀市史近世史部会調査員、早稲田大学文学部非常勤講師などを経て、現在、平塚市博物館協議会委員、寒川文書館運営事務補佐員。博士(文学)早稲田大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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