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歴史科学叢書
渤海と古代の日本

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  • サイズ A5判/ページ数 514p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784751731703
  • NDC分類 222.5
  • Cコード C3021

内容説明

渤海は、東北アジア各地に割拠する靺鞨諸部を併合して、7世紀末に統一的な支配を初めておこなった国家である。本書では、渤海と日本、また唐や新羅などの諸国家、さらには契丹・奚などの周辺諸民族、そして靺鞨諸部のような民族集団との関係を考察する。

目次

渤海史研究の成果と課題
第1編 渤海国家と国際関係(渤海国家の史的展開と国際関係;東北アジアのなかの渤海と日本;渤海の王都と領域支配;渤海王権の構造―王位継承をめぐって)
第2編 日本と渤海の外交と儀礼(8世紀における日本の外交と東アジアの情勢―渤海との関係を中心として;日本と渤海・靺鞨との交流―日本海・オホーツク海域圏と船;渤海国中台省牒の基礎的研究;渤海通事の研究;雅楽「新靺鞨」にみる古代日本と東北アジア)
第3編 近代史上における渤海史研究(渤海史研究と近代日本;「唐碑亭」、すなわち「鴻臚井の碑」をめぐって)
華夷思想の諸相

著者等紹介

酒寄雅志[サカヨリマサシ]
1949年川崎市に生まれる。1974年国学院大学文学部史学科卒業。1980年法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻修士課程修了。1983年一橋大学大学院社会学研究科地域社会学専攻博士課程単位取得。現在、国学院大学栃木短期大学日本史学科教授。博士(歴史学)
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