内容説明
本書には、二十年近く書きためてきた既発表論文のうち「地域社会」という表題にそったもの十一本を選び、序章を含む新稿二本とあわせて、収録した。不備を正したり、収録論文相互の矛盾点や不統一を解消するために、補筆を施している。
目次
第1部 荘園と村(十五世紀東寺領矢野庄の荘官層と村;汎・矢野庄の空間構成;荘園文書と惣村文書の接点―日記と呼ばれた文書)
第2部 地域社会における接合の構造(山伏が棟別銭を集めた話;備前松田氏に関する基礎的考察;荘園公領総社と一国祭祀―若狭三十三所と一宮;地域社会における街道と宿の役割―中世山陽道と宿の諸相;損免要求と豊凶情報)
第3部 地域社会と公権(中世後期の地域社会と村落祭祀;地域社会における「村」の位置)
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