出版社内容情報
「狙われた国と地域 全4巻」に続く、シリーズ第2期。6巻では多くのクルド人がくらすクルディスタン(中東の北部に位置する山岳地域)の状況を、写真とイラストで紹介します。巻頭では、日本にくらすクルド人に関しても解説しています。
【目次】
目次
巻頭特集 埼玉県で確認しよう!クルド人の新年の祭り
1 クルディスタン(地域)
2 クルディスタン(民族)
3 クルディスタンの歴史
4 クルディスタン(文化)
5 日本の難民受け入れとクルド人
6 クルド人は日本ではたらけないの?
7 日本にやってくるほとんどのクルド人
8 外国人労働者の受け入れ
9 世界の移民問題いろいろ
著者等紹介
松竹伸幸[マツタケノブユキ]
1955年長崎県生まれ。一橋大学卒業。かもがわ出版編集主幹。日本平和学会会員、「自衛隊を活かす会」事務局長。専門は外交・安全保障。かもがわ出版編集長を務めた後、現在ジャーナリスト・編集者として活動
稲葉茂勝[イナバシゲカツ]
1953年東京生まれ。大阪外国語大学、東京外国語大学卒業。国際理解教育学会会員。子ども向け書籍のプロデューサーとして約1500冊を手がけ、「子どもジャーナリスト(Journalist for Children)」としても活動。2019年にNPO法人子ども大学くにたちを設立し、同理事長に就任して以来「SDGs子ども大学運動」を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちい
6
いや、狙われているのはクルドではなく、川口市では?と思ったが…。冒頭から川口市のグルド人問題にページを割いている。国を持たない世界最大の民族クルド人。個人で接すればいい人なんだろう、多分。だが、郷に入っては郷に従えという言葉をよく理解してから来て欲しい。日本も労働者不足を外国人で“穴埋めする”という自己都合の賤しい考えはやめ、来てもらうなら、その家族のケア(教育、土葬問題、Ḥarāl問題など)も整備していかないといけない。日本が日本らしくあるためには、無秩序に受け入れるのではなく、高学歴労働者に絞るなど2025/10/05
かはほり
0
クルド人についてその歴史や現状などわかりやすく淡々と説明しているのが良い。難民と移民の違いなど分かっていたつもりでもちゃんと理解していなかった。かつての日本も今よりはるかに貧しかったので、私の祖父母の世代では、海外へ移民した親類が何人かいる。移民に反対している人たちは、自分たちより少し前の世代の人たちのことを思い出してほしいな。そうすれば、なぜそういうことが起こるのかが理解できて、そこから解決の糸口も見つかるかもしれないので。2025/09/27
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