出版社内容情報
マユは小学校6年生、12歳の女の子。
ある授業中の出来事をきっかけに、学校へ行きたくない気持ちが大きくなったマユ。2学期に入っても、自宅でひきこもりがちだったマユが選んだのは、マユの母親の弟・良おじさんのところで暮らすことでした。
良おじさんは鍛冶職人で、鉄を加工して、包丁や鎌、鍬や鋤をつくったり、修理したりしています。テレビの出演をきっかけに、難しい注文に必死に取り組む良おじさん。失敗を繰り返しながらも、決してあきらめない良おじさんの姿を見て、マユの気持ちも段々と前向きになっていき…。
【目次】
内容説明
だれも助けてくれなかった。笑われた、ような気がした。小さな小さなトゲが心にささり、学校へ行けなくなってしまったマユ。環境を変えるためにやってきた山あいの鍛冶工場で出会ったのは…「学校の中」だけが世界じゃない!学校へ行かないことを選択したマユが新たな世界を見つける物語。
著者等紹介
福田隆浩[フクダタカヒロ]
特別支援学校で長く教師を続けながら、児童文学作家としても活躍。『熱風』で、講談社児童文学新人賞入賞。2022年、『たぶんみんなは知らないこと』(講談社)で野間児童文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
92
児童書。小6、12歳のマユは9月に学校に行けなくなった。仕事が忙しい母を気遣い、環境を変えるためにしばらく叔父の家に行くことにした。授業はオンラインで参加する。おじさんは鍛冶屋で、農具や包丁を作ったり修理したりしている。マユは鍛冶屋の仕事に興味を持ち手伝うようになる。立派な鍛冶屋に見えるおじさんでも、気が弱く自信を無くすことがある。マユはおじさんを励まし、お互いに頑張ることを誓う▽野鍛冶の仕事についてよくわかる。著者の祖父と父も鍛冶屋だったそうです。良本。2026.4刊2026/06/03
雪丸 風人
15
つらいとき温かく迎えてくれる場所があることで、いかに救われるかを実感できました。主人公は楽しかった小学校生活が突如暗転した六年生。通学できなくなった彼女が、地方の叔父の元で暮らすなかで家業の野鍛冶という仕事に魅せられていきます。物を大切にする心を呼び覚ます物語ですね。人の役に立つ仕事にかかわる日々の暮らしが、心の傷に浸透する薬のように作用するさまが素敵でした。彼女が勇気を振り絞る場面にもグッときましたよ。それにしても、あんなに嫌がっていた「鍛冶手伝い」なのに、まさかね~♪(対象年齢は11歳以上かな?)2026/05/19
びすけっと
7
2026年4月刊。SNSで著者のご家族が紹介していた本。鍛冶屋の叔父の家で過ごしながら、自分を見つめ直す主人公・マユ。職住接近の生活を営む家庭での生活、かなり少なくなっているのではないかと思います。叔父の仕事ぶりやこだわりを見つめることで、社会の中での役割を感じとることができたのだろうなあ。マユが跡継ぎになるとまではいかないまでも、もっと長い時間、叔父の家で生活をして、体験を重ねていってほしいと感じました。2026/05/16
nago
1
学校に行けなくなったマユが、鍛冶屋のおじさんの家で過ごせることになり、鍛冶を知り、周りと関わっていく。真剣な仕事の様子、先代のようにはできないという自信のなさなどを見て、自分のことを振り返るきっかけに。素晴らしい仕事!2026/06/19
食パン
0
小42026/05/24




