出版社内容情報
アフリカ・マリ共和国のタウデニでは、たくさんの岩塩が産出されます。ここで取れた貴重な塩を、10数頭のラクダに載せて、750キロ離れた街トンブクトゥに運ぶラクダのキャラバンは、現在も続く伝統的な儀式です。
キャラバンに参加できる年齢になった少年マリクと、彼のラクダ、ラクマール。一歩間違えれば命に関わる過酷な旅の道中で、彼らを待ち受けていたものは……。
著者等紹介
ズーノン,エリザベス[ズーノン,エリザベス] [Zunon,Elizabeth]
西アフリカのコートジボワールで育ち、アメリカの美術大学、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインで美術学士号を修得。現在はニューヨーク州オルバニーで、絵を描いたり、シルクスクリーン、コラージュの制作に取り組む
千葉茂樹[チバシゲキ]
国際基督教大学卒業後、児童書編集者を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mntmt
8
ラクダが荷物を運んでくれるとはいえ、徒歩で砂漠を横断するのは大変だろうな。2025/07/14
たくさん
1
砂漠の過酷さ単調さ壮大さはこの絵本くらいではわかりえないくらい大きいんだろう。仕事として生きていくにはこの道しかない子供たちもこうやって摂理を覚えて受け継ぎ家業と為していくのだろう。便利になったり砂漠が緑地化されたりしたらいいなと思うけれど、そう簡単なものでないよな。2025/07/10
kokotwin
0
750キロという途方もない距離をしかも砂漠という過酷な環境をラクダを使って塩を運ぶなんて、大変なんて言葉じゃ表せないだろうなぁって。生活のためとはいえ、それでも活き活きしているように感じた2025/07/19