出版社内容情報
アフリカ・マリ共和国のタウデニでは、たくさんの岩塩が産出されます。ここで取れた貴重な塩を、10数頭のラクダに載せて、750キロ離れた街トンブクトゥに運ぶラクダのキャラバンは、現在も続く伝統的な儀式です。
キャラバンに参加できる年齢になった少年マリクと、彼のラクダ、ラクマール。一歩間違えれば命に関わる過酷な旅の道中で、彼らを待ち受けていたものは……。
著者等紹介
ズーノン,エリザベス[ズーノン,エリザベス] [Zunon,Elizabeth]
西アフリカのコートジボワールで育ち、アメリカの美術大学、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインで美術学士号を修得。現在はニューヨーク州オルバニーで、絵を描いたり、シルクスクリーン、コラージュの制作に取り組む
千葉茂樹[チバシゲキ]
国際基督教大学卒業後、児童書編集者を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
9
【再読】大人のための絵本2025/08/28
mntmt
9
ラクダが荷物を運んでくれるとはいえ、徒歩で砂漠を横断するのは大変だろうな。2025/07/14
ganesha
4
サハラ砂漠に魅了された作家による、マリ共和国の少年と塩を運ぶラクダの物語。サフランの花が美しい。砂漠の朝焼けも美しい。砂漠の怖さと塩の特別さを感じつつ読了。2025/07/18
bumblebun
3
ラクダに岩塩をつみ、2週間かけて750キロの道を踏破する砂漠の旅。すさまじい砂嵐や夜の星の美しさなどが、くっきりとした絵で生き生きと描かれている。巻末の作者解説によれば、今はトラックで運ぶことが多いそうだけど、まだラクダの旅もわずかに残っているらしい。2025.102025/10/14
shoko.m
2
塩を作っているタウデニから、ラクダのキャラバンでサハラ砂漠をトンブクトゥまで塩を運ぶ。今日ぼくは、自分のラクダ、ラクマールに岩塩をついて父さんのキャラバンにはじめて加わる。塩がどのような苦労をして運ばれていたのかを、ぼくの目を通して知ることができる。塩といろんなものが交換できることや太陽や風の過酷さを知り、砂嵐でラクマールとはぐれてしまったことにハラハラすることだろう。見たころがある絵だと思ったら『ポリぶくろ、1まい、すてた』『風をつかまえたウィリアム』の作品なのか。2025/10/10
-
- 和書
- プラスチック成形加工入門




