出版社内容情報
時を超えて語りつがれるアラスカ先住民族クリンギット族に伝わるワタリガラスの物語。
かつて世界は暗やみに包まれていた。そこへ、賢くも狡猾なワタリガラスが現れ、知恵と策略を駆使して「光」を手に入れる――。
クリンギット族の語り部ボブ・サムが伝える物語を、アラスカと日本を行き来する絵本作家あずみ虫が描いた壮大かつユーモラスな神話絵本!
内容説明
アラスカ先住民の語り部 ボブ・サム×アラスカ・日本を行き来する絵本作家 あずみ虫×詩人 谷川俊太郎。世界に光をもたらした、ワタリガラスの物語。
著者等紹介
鈴木美穂[スズキミホ]
様々な先住民族の長老の来日やTV番組・書籍取材時に、コーディネーター・通訳をつとめる。海外での経験をもとに、子どもたちに生きた英語を伝える英語塾を主宰
サム,ボブ[サム,ボブ] [Sam,Bob]
アラスカ先住民・クリンギット族の語り部で、部族のリーダー的存在のひとり。自然写真家、故・星野道夫と親交が深かったことで日本でも知られる。日本で出版した絵本『かぜがおうちをみつけるまで』(絵/下田昌克 スイッチ・パブリッシング)の制作を通じ、翻訳した谷川俊太郎とも交流を深めた。現在もアメリカ合衆国アラスカ州のシトカに暮らし、クリンギット族の物語や文化を次世代に伝えている。開発のために破壊されようとしていた、先住民や白人が眠る森の古い墓地を守り、今も毎日墓石を洗って土地を整え、祈りを捧げ続けている
あずみ虫[アズミムシ]
1975年、神奈川県生まれ。絵本作家、イラストレーター。アルミ板をカッティングする技法で絵本を描く。星野道夫氏の写真と文章に魅せられ2018年よりアラスカに通い始める。現在は日本との二拠点生活をしながら、野生動物や自然を観察し絵本制作を続けている。ボブ・サム氏から、クリンギット族の文化について教えを受け、本作を制作
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京生まれ。詩人。1952年に第一詩集『二十億光年の孤独』でデビュー。以降、詩作のほか絵本、エッセイ、翻訳、脚本など幅広いジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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