出版社内容情報
『この絵本の「あとがき」の絵を描いている時に、プーチン大統領のウクライナ侵攻が始まりました。まだ「戦争」を始める人間がいる現実に愕然としつつ、戦争よりも強い人のやさしさと想像力が描きたくて、絵を完成させました。』(鈴木まもる「制作ノート」より)
今から100年以上前の1914年、7月。ヨーロッパをはじめ、多くの国をまきこむ戦争がはじまりました。第一次世界大戦です。これは、戦争がはじまった5か月後の12月24日の夜に、フランスやベルギーにせめこむドイツ軍と、むかえうつイギリス軍との最前線で実際に起こったお話です。
内容説明
銃弾ではなく歌を。大砲ではなくサッカーを。兵士を変えた、一夜のできごと。戦場でほんとうにあった奇跡のような実話。
著者等紹介
鈴木まもる[スズキマモル]
1952年、東京に生まれる。東京藝術大学中退。画家・絵本作家・鳥の巣研究家。絵本・童話の挿絵など児童図書の絵をおもに描いている。2006年「ぼくの鳥の巣絵日記」(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞受賞。2015年「ニワシドリのひみつ」(岩崎書店)で産経児童出版文化賞受賞。2021年「あるヘラジカの物語」(あすなろ書房)で親子で読んでほしい絵本大賞受賞。絵画活動と並行して鳥の巣の研究をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。