内容説明
ジュマンジ…それは、たいくつして、じっとしていられない子どもたちのための世にも奇妙なボードゲーム。何も知らずに、軽い気持ちで手にとった姉弟の運命は…?映画「ジュマンジ」原作本!
著者等紹介
ヴァン・オールズバーグ,クリス[ヴァンオールズバーグ,クリス] [Van Allsburg,Chris]
1949年、アメリカ・ミシガン州生まれ。ミシガン大学、ロードアイランドデザイン学校で彫刻を学ぶ。彫刻と絵画は、ホイットニー美術館や近代美術館に展示されている。絵本作品に、1986年度コルデコット賞受賞作『急行「北極号」』(あすなろ書房)など多数
村上春樹[ムラカミハルキ]
1949年、京都府生まれ。早稲田大学文学部卒業。著書・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
208
映画の原作絵本で、村上春樹 新訳なので平積みかと思いきや、中々見つからず、書店5軒目(ここでも1冊だけ)でようやく読めました。自宅に色んな動物が登場したら楽しいと思いますが、映画も観ていないし、あまり村上春樹色が出ていない気がします。また村上春樹のあとがき等もありません。2019/12/13
のっち♬
146
公園にてサイコロを振って進む「ジャングルぼうけんゲーム」を拾った姉弟。毎度の事ながら作者の彫りの深い写実的な作画は、超現実の世界観に圧倒的なリアリティーをもたらしている。モノクロの静止画であるにもかかわらず主役の姉弟はもちろん動物たちの表情や動きも生命感や躍動感に満ちているし、雨や蒸気の描写に臨場感がある。映画では手のつけようのない猿たちは、この原作絵本では比較的おとなしくゲームを眺めている光景がまた印象的だ。一際謎めいているのが話の通じない案内人、〈黄金の都市〉に妄執する古今東西の文明人の皮肉なのかも。2024/02/20
Willie the Wildcat
106
先日映画を観たばかりで、かつ村上氏訳で復刊と聞き、早速手に取る。どうにもお下品な映画の台詞が頭にちらつくが、本著のモノトーンの絵は何処か神秘性もあり、子供たちに色々想像する効果抜群かもしれない。絵のお気に入りは、興味津々の猿たちがゲームボードを眺めている場面。うん?この猿たちがプレーして、ゴールしたらどうなるのだろう???そもそも誰がゲームを木の下に置きっぱなしにしたんだろうなぁ、とか夢の話はしないことですね。2019/12/18
モリー
65
映画を知る前に開きたかった。読みながら、どうしても、映画の場面が頭に浮かんできてしまい、自分で想像する楽しみが失われてしまった。まだ映画を見たことのない方は楽しめるはず。2024/02/03
ムッネニーク
62
37冊目『ジュマンジ』(クリス・ヴァン・オールズバーグ 作、村上春樹 訳、2019年12月、あすなろ書房) 映画化もされた作者の代表作。原本は1981年に刊行。“ジュマンジ“というボードゲームを拾ったきょうだいの、不可思議な体験が描かれた児童絵本。 「ゲームの内容がそのまま現実に反映される」という設定がとにかく秀逸。これを読んでドキドキワクワクしない子供は居ないだろう。 〈ジュマンジ・ゲームをいったんはじめたら、だれかがその黄金の都市にとうちゃくするまで、そのゲームがおわることはない〉2025/05/01
-
- 電子書籍
- パーム (26) 午前の光 I ウィン…