出版社内容情報
今日は月面への宇宙遠足の日。生徒たちは地球が眺められるクレーターへ。
ところが一人の生徒が地球の絵を描いているうちにうっかり眠ってしまい、目が覚めると、クラスメートと宇宙船がいなくなっていた!
ひとり月面に取り残された生徒は・・・。
西暦2100年には月面遠足?
2019年は、月面着陸成功50周年記念イヤー!
内容説明
宇宙ステーションを飛び立ち、西暦2100年、月面遠足?月へと向かう子どもたち。そこには…。
著者等紹介
ヘア,ジョン[ヘア,ジョン] [Hare,John]
イラストレーター&グラフィックデザイナー。さまざまなプロジェクトの仕事をしている。ミズーリ州グラッドストーンで妻と二人の子どもと暮らしている
椎名かおる[シイナカオル]
訳書に、アントワネット・ポーティス作『まって』(日本絵本賞翻訳絵本賞、あすなろ書房)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
271
ジョン・ヘア 作、椎名かおる 文。これは本来は言葉のない絵だけの絵本だったのではないだろうか。ショーン・タンなどにも言葉のない絵本はあるのだから、もしそうだったとするならば、言葉を付けるのは余計なことではないか。むしろ、それぞれの想像を促す試みだったのだろうから。さて、本書の内容だが、遠足で月に行って、1人だけ取り残されそうになる。その間に月世界人との遭遇などもあって…というお話。絵は基本的にはリアリズム。もちろん、月世界人以外はということだけれど。もう一つ、帰りの宇宙船内の様子はまるでバスだ。2025/07/13
やすらぎ
150
もう少しで叶うかもしれない、みらいのえんそく。地球の外の世界へ。子どもたちは先生に連れられて、社会学習で立ち寄った、月。そこには青い星が暗闇に浮かんでいる。私たちはあの美しい星から飛んできた。近くで見ると汚れているけれど。人間の心はどうだろう。今よりは澄んでいるのだろうか。一人の少年は誰もいないはずの月で皆と別行動をしている。いろいろな視点で考えさせられる絵本。帰り道の宇宙船で、みんなはタブレットを観たり、居眠りしていたりしているのに、その少年だけは残った色で思い出を描いている。そんな存在で私もありたい。2025/10/19
シナモン
94
図書館本。ほうほう、未来の遠足は宇宙にまで行くんだね。お絵かきが縁で月で出会った宇宙人と仲良くなった男の子。クレヨンを貸してあげると大喜びの宇宙人たちがかわいかった。ひとり置いてきてしまった!と戻ってきた先生がぎゅっと男の子を抱き締めてから、いたずら書きを見つけたあたりからのやり取りにほっこりした。時代、場所は変わってもこういうのは変わらないでほしいですね。2019/10/04
takaichiro
90
Net galley^_^相当な大金持ちしか経験できない宇宙旅行!物心ついて間も無い年で月から地球を見る経験をしたら人生は大きく変わるんだろうな^_^普段感じる他愛もない事なんて、頭の中でクルクル丸めてポイと捨て、もっと大きなそして意義や夢のある世界に気が向くだろう^_^でもよく考えたら本を読むことも普段の生活では経験できない世界のトビラだと考えれば、宇宙旅行と同じくらい価値があるのかも^_^8本のクレヨンから7本を選んだ5人の月星人^_^残ったグレーは彼らの色。色彩も文書と同じくらい奥深い表現なんだ!2019/06/11
MI
85
みらいのえんそく、今日は宇宙遠足の日。宇宙ステーションから月へ小旅行。月の割れ目を飛び越え、地球が見られるクレーターへ。ところが1人の生徒が陰に隠れて、お絵描きしているあいだに居眠りしてしまう。目が覚めると宇宙船がいなくなってしまう💦不思議と月の砂のお友達が、一緒に絵を描きたいと近づいてきた。みらいみんなが宇宙に小旅行できるのだろうか!?くすっと笑える絵本。絵がとても明るい。2023/09/06




