出版社内容情報
それが、自分の人生を前に進めることのできる、たったひとつの行動だった―――。自然写真家・大竹英洋、初のノンフィクション。東京で育った一人の若者が、なぜ大きな自然に憧れ、写真家を目指すようになったのか。
そしてなぜ、他でもなく、北米に広がる森と湖の世界へと旅立ったのか。
その先で、なにかに導かれるように出会った、常識を超えたスケールで生きる二人の巨人??
世界的な写真家ジム・ブランデンバーグと、探検家ウィル・スティーガー。
彼らと暮らす中での決定的な体験。そしてそこから学んだこと。
森の香り、波の音、動物たちの気配……。
フィルムに収めきれなかったすべてもまた、体にしっかりと刻み込まれていく。
??写真には写せない、けれども、一歩一歩たぐり寄せるように進んだ、たしかな旅の記憶。
大竹 英洋[オオタケ ヒデヒロ]
内容説明
オオカミに導かれて北米の森へ―それが、自分の人生を前に進めることのできる、ただひとつの行動だった。
目次
夢を見た
あの頃
最果ての町
森と湖の世界へ
荒波を越えて
なぜ写真だったのか
流れゆくままに
探検家ウィル・スティーガー
ホームステッドの日々
ジムと過ごした時間
デレーチョの爪痕
時は流れて
はじまりの場所へ
著者等紹介
大竹英洋[オオタケヒデヒロ]
1975年京都府舞鶴市で生まれ、幼少期より東京都世田谷区で育つ。一橋大学社会学部卒業。1999年よりアメリカとカナダの国境付近から北極圏にかけて広がる北米の湖水地方「ノースウッズ」をフィールドに、野生動物や自然と人間との関わりを追って撮影を続けている。国内外の雑誌、新聞、写真絵本などで作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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