出版社内容情報
ひとりで暮らす猫のしろさんのもとにある日ちび猫がやってくる。何にも知らないちび猫にしろさんは賢いねこのすることを教えるが…。ひとりで暮らすねこのしろさんのもとに、ある日、ちびねこがやってきました。
何にも知らないちびねこに、しろさんはかしこいねこのすることを教えますが・・・。
今の自分があるのは、だれのおかげだろう。
育ててくれた人、やさしくしてくれた人。
そして、自分のもとにやってきてくれた小さな命にも、感謝の気持ちがわきあがる・・・。
忘れかけていた「ありがとう」を思い出させてくれる絵本です。
エリシャ・クーパー[クーパー,エリシャ]
椎名 かおる[シイナ カオル]
内容説明
ひとりでくらすしろさんのもとへ、あるひ、ちびねこがやってきて…ニューヨークからやってきた、かしこいねこのおはなし。
著者等紹介
クーパー,エリシャ[クーパー,エリシャ] [Cooper,Elisha]
1971年、コネチカット州ニューヘイブン生まれ。作家・イラストレーター。1993年、イェール大学卒業後、雑誌「ニューヨーカー」のアートディレクターを経て作家となる
椎名かおる[シイナカオル]
訳書に、アントワネット・ポーティス作『まって』(日本絵本賞翻訳絵本賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶち
108
猫好きでもそうじゃなくても、心に沁みてくる絵本です。一人で暮らす猫のしろさんのもとに、黒いちび猫がやってきました。しろさんはちびねこに生きていくために必要なことをいろいろと教えました。ちび猫は大きくなって、二人は仲良しで幸せ、いつも一緒。でも、しろさんはいつかいなくなってしまいました。そして、大きくなった黒猫のくろさんのもとに白いちび猫がやってきました。それからくろさんはちび猫に必要なことえを教えるのです。シンプルなお話しですが、人生の大切なものを教えてもらった気がします。柔らかなと白黒の絵が印象的です。2021/05/12
馨
72
ねこの絵本。可愛い。白黒で描かれた絵も良かった。こうやって次の世代に受け継いでいくのかな。猫たちがみんな幸せな人生だといいな。2021/02/06
p.ntsk
63
先住猫と新入り猫ふたりの生活がシンボリックに描かれています。猫のいる暮らしの楽しさと切なさ。シンプルな絵柄とストーリーながら猫飼いさんには特に伝わる内容ではないかと思いました。 2021/05/19
ぶんこ
46
しろさんのもとにやってきた黒いちびねこ。しろさんが生きるすべを教え、一緒に遊び寝る。仲良しの2匹にもお別れの時が。淋しいちびねこのもとに小さな白猫がやってきました。今度は黒のちびねこが白のちびねこに生きるすべを教えていきます。白と黒だけの絵なのですが、猫たちの活き活きとした喜びが伝わってくる素晴らしい絵。黒のちびねこ、良かったね。仲の良い2匹を見ていると飼い主も幸せ。2022/05/06
anne@灯れ松明の火
33
遠い方の新着棚で。読友さんの家の猫を思い出して、手に取った。想像していたものと違い、寂しく、切ない場面もあったけれど、シンプルな形で、大切なことを伝えてくれる。そうか、こうやって続いていくのだな、と、改めて思わされる。絵本ってすごいな。2017/10/15