内容説明
モンタギュー家のロミオとキャピュレット家のジュリエット。長年、敵対してきた家に生まれた若い二人の運命は…?陰謀、ロマンス、策略、嫉妬…そして復讐。人々を魅了する要素がすべてつまった、「あらゆる文学の祖」といわれるシェイクスピアの名戯曲が小説に!
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京に生まれる。亜細亜大学教授。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞を受賞。2013年『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞
佐竹美保[サタケミホ]
富山県に生まれる。イラストレーターとして、SF、ファンタジー、児童書の世界で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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しゅてふぁん
20
児童書でロミオとジュリエットを読んでみる。物語になっていると読みやすい上に、児童書なので文章がわかりやすい。ただ、言葉の美しさよりは平易さに重点を置いているだに、シェイクスピアの良さはあまり出てないけど。翻訳作品ではないので原作通りではないけれど、あらすじを追うには最適だった。2017/09/07
せんむ
12
斉藤さんが得意とする手法、主人公の周りの人達から見た「ロミオとジュリエット」。面白かった、とは言えるけど。もうちょっと主人公2人の心情を感じたかった。でも若さ故の暴走が眩しい。佐竹美保さんの挿絵のお陰で当時のローマの雰囲気は感じる事が出来たと思います。エラソーに書いたけど、斉藤洋さんの古典劇場、まだまだ読みたいと思うよ。2023/11/17
hyde
8
ところどころ知ってる場面が。こんな終わり方なのか。初めて知った。2021/05/15
Shun Ito
8
恋に落ちたロミオとジュリエットが敵同士の家に生まれるなんて、何という運命の悪戯だろうか。その後の"タイミングの悪さ”も重なり痛ましい悲恋へと向かった。ロミオは死を早まったが、現実世界において希望は最後まで持ち続けなさいというメッセージだったのだろうか。2020/01/24
ブラフ
7
【図書館】子どもの頃に読んだときは、こんなに面白い話だとは思わなかったけど、大人になってから読むと(というか斉藤洋が巧いのかな)、なんてウィットに富んだ台詞回しなんだとおかしくて仕方なかった。ロミジュリってこんな笑える話だったっけ?^^; あと、「っポイ!」の巻末おまけマンガ「主役っポイ!」のロミジュリを思い出した。2018/06/25