人間をみがく

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  • サイズ A5判/ページ数 251p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784751527276
  • NDC分類 K108
  • Cコード C8395

目次

宿屋の富(古今亭志ん生(演))
蜻蛉玉(内田百〓(けん))
へそまがり(中川一政)
贄沢/貧乏(吉田健一)
ほめる(須賀敦子)
人間の季節(白洲正子)
叱る・しかる・怒る(串田孫一)
甘さと辛さ(湯川秀樹)
イヤなやつ(河盛好蔵)
遠い山をみる眼つき(大庭みな子)〔ほか〕

著者等紹介

松田哲夫[マツダテツオ]
1947年、東京生まれ。筑摩書房の書籍編集者として「ちくま文庫」、「ちくま文学の森」、「ちくま日本文学全集」、「ちくまプリマー新書」を創刊する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

96
このアンソロジーもかなりいい作品が収められています。「人間をみがく」という副題ですがその道でのそれなりの人が書かれたもので心に残るものが多かったです。須賀敦子「ほめる」、白洲正子「人間の季節」、河盛好造「イやなやつ」、吉田満「転機」など。また星新一、小松左京の作品も楽しめます。2020/12/11

もも

17
豊かになるばかりが幸せなことではない。成功することだけが幸せではない。人間について、深く考えさせられる一冊。2016/09/09

エムパンダ

16
このアンソロジーは、表題の通り中学生頃に出逢っていたかった。世の中にはいろいろな気質の人間がいること、自分がどうあるべきか、21人の先達の文章が示唆してくれる。ジャンルは落語から随筆、ショートショートまで多種。丸山眞男の文章は難しめだけど深い。2021/06/25

杏子

9
シリーズ7冊目は人間について考察したもの。まずは「宿屋の富」で笑わして、「蜻蛉玉」「へそまがり」「贅沢/貧乏」で様々な人間のありさまを描く。それから、他人からどう評価されるか…「ほめる」「人間の季節」「叱る・しかる・怒る」など。そんな人間もひとりでは生きていくことができない、と数編の作品。ほか人生の転機を迎えた人間はいかにいくべきか。また他の人々との共存は…? 人口増加にともなう危機にはどう対処するのか?星新一と小松左京のショートショート2編。最後に配した幸田露伴「太郎坊」がまた何ともしみじみと心に残る。2013/06/11

ありんこ

6
このシリーズはよく図書館でみかけるのですが、読んだことがなかったので、まずは「人間をみがく」から読んでみることにしました。すべて短い文章だけれど、人間の真理をついていて、本当に勉強になります。特に特攻隊の話などは、戦争を経験したことのない世代なので読んでよかったと思いました。昔の人が書いたものだけれど、今も通じるものばかり。堀田善衛さんの「世界・世の中・世間」が好きだったので、堀田さんのエッセイをまた読んでみたいです。2020/02/09

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