内容説明
春、バンジャマンのひっこしてきた家には、ひろい家がありました。でも、ながいこと空き家だったので、庭はあれほうだい。まるでジャングルみたい。すてきな庭をつくるには、どうしたらいいのかな…?春夏秋冬、ちいさな園芸家の楽しみを描いた傑作絵本!『ぼくの庭ができたよ』待望の再刊!
著者等紹介
ミューラー,ゲルダ[ミューラー,ゲルダ] [Muller,Gerda]
1926年、オランダ生まれ。アムステルダムのデザイン学校を卒業後、ロジャンコフスキーに憧れ、パリに移る。20代から現在に至るまで、精力的に絵を描きつづけている
ふしみみさを[フシミミサオ]
1970年、埼玉県生まれ。上智大学仏文科を卒業後、洋書絵本卸会社勤務などを経て、海外の絵本や児童書の翻訳をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
150
これも素晴らしい絵本だと思います。町中へ引っ越してきた家族が庭をきれいにしていくことで何かを作り上げて行き、そのなかで植物や鳥などへの観察が行われていくということで、あまり表立っては感じさせませんが学習的な要素も含まれていて非常にいい本だと感じました。色合いが薄緑や薄茶をうまく使用していて落ち着いた感じを与えてくれます。2016/02/19
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
86
よく晴れた春の日、引っ越してきた家族は、大きな庭をみて胸が高まります。ぼうぼうだった草を掃除して、みんなでガーデニングの計画を立てます。まだ幼い兄妹のスペースもちゃんとあります。小さな園芸家の誕生です♪ 芝生の種を蒔き、古いりんごの木を手入れして一月経つと、庭は見違えるようになりました。兄は季節の草花、妹は野菜を育てます。夏は、収穫したラディッシュとタンポポの葉でママがサラダを作ってくれました。植物が育つと鳥たちが来て賑やかになります。〈園芸家〉には季節に応じた楽しみがあるのです。土と戯れたくなる絵本。2015/05/20
Rosemary*
66
とっても素敵でたのしい一冊でした。絵が本当に美しく、私にとってワクワクすることが満載!庭づくりの楽しさ、植物の成長の様子、訪れる鳥たちの姿、野菜や果物を使った簡単レシピ、四季を肌で感じる内容で子供たちが一生懸命に楽しみながら取り組むところも良かった。 著者の別作品、「ソフィーのやさいばたけ」も是非読んでみたいです。2015/05/06
モリー
58
よく手入れされた庭がある町は、住み心地のよい町だと思います。すっかり荒れてしまった庭を再生したら、シジュウカラやマヒワ、スズメ、クロウタドリ、ハトが訪ねてきました。近所の子供たちも遊びにきました。庭を眺めながらこの絵本を読みました。庭木の葉が落ちてしまい、少し寂しくなった庭を来年はどうしようかと構想を練る楽しいひと時でした。2019/11/10
♪みどりpiyopiyo♪
55
よく晴れた 春の日、ぼくらは ひっこしをした。こんどの家には、すごく大きな庭が あるんだ… ■庭づくりの愉しみがたっぷり詰まった絵本を読みました。広い庭を一から作るのも楽しいし、一人一人の子が自分のコーナーを持つのもいいなぁ。ベランダ園芸の愉しみもたっぷり紹介してくれていて、ガーデニングの愉しみがますます膨らみました。この本 欲しいなぁ ( ' ᵕ ' ) (→続2019/04/14