内容説明
ゆうぐれどき、おとこのこは、おじいさんとさんぽにでかけました。おひさまがしずんで、あたりがくらくなりはじめると…Xmasの夕暮れどきを描いたシュルヴィッツ最新作!
著者等紹介
シュルヴィッツ,ユリ[シュルヴィッツ,ユリ] [Shulevitz,Uri]
1935年、ポーランドのワルシャワに生まれる。4歳で第2次世界大戦をむかえワルシャワを離れ、パリ、イスラエルに移った後、1959年、アメリカに渡る。現在、ニューヨーク在住。主な作品に『ゆき』『おとうさんのちず』(共にコルデコット賞銀賞・日本絵本賞、あすなろ書房)、『空とぶ船と世界一のばか』(コルデコット賞、岩波書店)、『たからもの』(コルデコット賞銀賞、偕成社)などがある
さくまゆみこ[サクマユミコ]
東京生まれ。青山学院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
83
以前読んだ『よあけ』は雄大な自然の中だったけど『ゆうぐれ』は街中。夕陽が川を茜色に染めながら沈んでいく。冬のゆうぐれは急ぎ足。家路に急ぐ人。買い物に出かける人。犬の散歩中の男の子とおじいさんは色んな人とすれ違う。ちょっとした遊び心がある場面も。自然の光が徐々に消えていき街の灯りがポツポツ灯りだす。クリスマスシーズンの街中が賑やかで温かみのある光で満たされて行く。タイトルの色合いもゆうぐれ。今の季節にぴったりの絵本。2018/12/03
Kawai Hideki
83
ユリ・シュルヴィッツ強化週間。同作者の「ゆき」と同じような町並みで、同じような子どもと犬が登場。表紙のような、沈む夕陽は比較的早く登場。日没後に暗くなって行く様子を追う。「ゆき」と同じように、すました大人達が、何事かコメントしていくのだが、本作では心なしか暖かみがある。子どもにプレゼントを買って帰るおしゃれネクタイのおじさん、ねこのご飯に家路を急ぐ帽子のおばさん、昔の仲間にとびきりのおかしを届けようとする元サーカスの軽業師。その夕暮れは特別な日の夕暮れだったのだ。暗くなり、灯りが一つまた一つともると・・・2016/04/18
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
80
コルデコット賞を2度受賞したポーランド出身のユリ・シュルヴィッツさんの絵本。冬のゆうぐれどき、おとこのこは、おじいさんと散歩に出かけました。日が短くなり、太陽が西の方に沈んでいきます。「さびしくなるね」とおとこのこが言いました。街に戻ると、家に帰る人、買い物に出かける人、楽しそうな人々とすれ違います。自然の光が消えていくと、街の明かりが灯ります。夜には夜の光の世界が街中に広がっていきます。なぜか人恋しくなる絵本でした。2014年10月初版。2015/01/31
きむこ
70
クリスマスから少し遅れましたが、読友さんのレビューで気になったので早速借りてきた絵本。色合いがとても好き。夕焼けのオレンジ、夕暮れの青、暗くなって灯る黄色、だんだん華やかに賑やかに夜の世界がオレンジや黄色で彩られてゆく。クリスマスのウキウキしたり気持ちが色の洪水で描かれていて、温かい気持ちになりました。素敵な絵本を教えてもらえてありがとう♪2021/12/30
keroppi
68
図書館にて。ゆうぐれから、街の灯が灯り出すまで。街は、キラキラ輝いて、人は、わくわく。2019/10/26




