内容説明
月の満ちかけのしくみが一目でわかる。親子で学べるユニークな「月観察」絵本。「月の満ちかけカレンダー」付。
目次
月の動き 月の満ちかけ
1日目の月 新月
2日目の月 二日月
3日目の月 三日月
7日目の月 上弦の月
13日目の月 十三夜
15日目の月 満月
春の満月
秋の満月
16日目の月 十六夜 17日目の月 立待月
18日目の月 居待月 19日目の月 寝待ち月
23日目の月 下弦の月、二十三夜月
26日目の月 二十六夜月
28日目の月、29日目の月 明けの三日月
満ち欠けひとめぐりは29日半の旅
月と宇宙の豆知識
著者等紹介
大枝史郎[オオエダシロウ]
1965年、早稲田大学一文美術史科卒業。大日本印刷企画部にて製版見本帳『グラフィック・マテリアル』や用紙、インキ見本帳制作。企業カレンダー制作において入賞多数。74年、(株)シーガル設立。暦の会会員
佐藤みき[サトウミキ]
イラストレーター、画家。月刊誌、新聞、装画などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
月に想う本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
91
夜空は昼に見えないものが見れて、宇宙の壮大さを感じれるのがいい。内容を理解できるとしたら一般的に小学中学年以上だと思う。新月から満月、そして欠け始めていく月を29日目まで追い、その時々の月の呼び方や意味、歴史や文化などシンプルな文章と絵でとてもわかりやすく解説されている。また同じ満月でも春と秋での違いや、後半は月と宇宙の豆知識で潮の満ち干きや日蝕と月蝕についても触れられている。なお巻末には2019年までの満ち欠けカレンダーもついており、月を眺める、あるいは月を気にかける習慣をつけるのにとても良いと思った。2013/08/31
おくちゃん🌷柳緑花紅
80
昨夜見たまん丸お月様。月が好き。空をを見上げて月を眺めるのが好き。なので月の本はつい手にとってしまう。7日目の上弦の月は織姫を乗せる月。いつか孫と一緒に夜空の月を眺めながら、このお月様はねって色々おしゃべりしたいなぁと思いながら読了。もう少し大きくなったら一緒に読もう。2015/10/27
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
79
地域の小学校の推薦本を図書館で見つけたので読んでみました。科学的な知識が上手にまとめられている『月観察絵本』。月に関する伝承も紹介されています。7日目の月「上弦の月」は、織姫を乗せる舟。23日目の「下弦の月」は夜の遅い時間にのぼる。江戸時代には「月待ち」をして朝まで過ごす楽しい習慣だったという。満月が昇るとき大きくみえる理由は、今でも説明できない謎なのだそうです。2012年9月初版。2015/09/26
seraphim
38
月の満ちかけがどうして起こるか?、月の満ちかけの周期は?、など、月にまつわることが、わかりやすく書かれている科学絵本。2012年から2019年までの月の満ちかけ表までついて、面白く読める。月の別名なども紹介されていて、とても良い。気に入りました。小学校中学年から。2015/06/30
chiaki
36
毎月の1日目を「ついたち」っていうけど、その語源は新月から初めて月が見える日「月立ち(つきたち)」から来てるんだとか。カレンダーの語源にも驚きでした。「願いを託すとやがて満ちて望みが叶えられる」という三日月、戦国武将の兜にたまにあるアレ、必勝祈願だったんですね。などなど、昔の人が月に託した想いや謂われ、名称がとても美しくてロマンチック。古くから月は人々の生活に深く結び付いてたんだなぁということがよく分かります!知らないことだらけ、大人が読んでも楽しい1冊。2020/11/08