内容説明
ハツカネズミのすむネコイラン町には、チュウチュウ通りというすてきな通りがあります。その8番地にすむのは、魔術師のマージ。もっと時間があったなら、新しい魔術をあみだせるのに、と考えたマージは、自分をもう1ぴきつくることに成功。でも、マージ2号は…。小学校1、2年生から楽しめる大人気の絵童話。
著者等紹介
ロッダ,エミリー[ロッダ,エミリー][Rodda,Emily]
オーストラリア・シドニー生まれ。シドニー大学で英文学を学ぶ
さくまゆみこ[サクマユミコ]
東京生まれ。出版社勤務を経て、現在はフリーの翻訳家
たしろちさと[タシロチサト]
東京生まれ。大学で経済学を学んだ後、4年間の会社勤めを経て絵本の制作を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
junkty@灯れ松明の火
21
シリーズ8作目。魔術師マージに見た目はそっくりだけど、全ての能力が上回っている「マージ2号」が登場。皆の役に立つ2号が居なくなる時、ホッとしちゃうのは分かるなぁ。自分の居場所は誰にでも必要ですからね。まあ、あまり喜び過ぎるのもどうかとは思いますが。2011/07/05
anne@灯れ松明の火
14
シリーズ追っかけ中。第8弾。主人公は魔術師のマージ。絵のたしろちさとさんがインタビューで「自分に一番近いのはマージ」と言っていたので、気になっていた。新しい呪文を試しては、失敗してみんなに迷惑をかけるマージ。でも、本人はその自覚なし(笑) (ホントに、たしろさんに近いの?(笑))そのマージの唯一?の成功は、双子のマージを生み出したこと。もう一人を働かせて、余った時間で新しい呪文の研究をしようとしたけれど……。いつも通り、大切なことに気づき、原点に立ち戻る、笑いながらホッとする、いいお話だった。2014/07/12
さく
12
ペットたちの名前を、チョキン、パチン、ストン、て訳すさくまゆみこさんのセンスが好きだなぁ!原書もこういう慣用句的な名前なのかな!?2025/02/03
花林糖
12
(図書館本)完璧よりも少し抜けてるところがある方が魅力的。怪しげだったマージが可愛らしく見えました。2015/06/22
遠い日
11
チュウチュウ通り8番地に住むのは魔術師のマージ。ところがこのマージときたら、しょっちゅう呪文に失敗しては爆発騒ぎを起こし、傍迷惑をかける。そんなマージが新しい魔術を編み出すために、やらかしたことはもう一匹の自分を作ること。これで専念して研究できるはずだったのだが、本物のマージを越える優秀さを見せつけられて、うんざり。自分というものは自分で在ってこそ自分。それに気づいたマージの真面目さが垣間見えた。町のみんなのやさしさが嬉しいね。2015/07/02




