内容説明
きみがうちにくるまえきみにはともだちがいたの?そのこはクッキーわけてくれた?こうえんでいっしょにかけっこした?ぺろぺろなめたらそのこくすぐったそうにわらった?それとも…。
著者等紹介
ボルツ,マリベス[ボルツ,マリベス][Boelts,Maribeth]
1964年、アメリカ、アイオワ州生まれ。ノーザン・アイオワ大学卒業。ホーキー工業大学で救急救命士の免許取得。幼稚園の先生、フリーランスの記者などを経て、作家となる
ウォーカー,ディビッド[ウォーカー,ディビッド][Walker,David]
1965年生まれ。ポストカードの仕事を中心に、イラストレーターとして活躍。現在、ノースキャロライナ州に、妻と3人の子どもと暮らしている
木坂涼[キサカリョウ]
詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうゆうpanda
31
〈読み聞かせボランティア・対象6年生〉きみがうちにくるまえどんな生活をしていたの?捨て犬の保護施設から犬を貰ってきた少年は犬に語りかけます。素敵な家族がいたのか、繋がれっぱなしだったのか、引っ越しの時に捨てられてしまったのか…犬を思いやる気持ちが優しいですが、何より「でも、もう いいんだ。だって いま、きみは ぼくんちのこに なったんだもん。」が一番優しい。犬を飼う経験がなくて小さい頃は怖かったのですが、老後のお散歩仲間にどうかなという想像も少し。犬を飼っている子供にはとても心に響く話ではないでしょうか。2015/11/04
わむう
20
飼っていた老犬が亡くなり保護センターから新しく子犬を飼い始めた僕。センターの人によると、その犬は目に付いたものをなんでも食べたり犬にとってよくない暮らしをしていたらしい。そこで僕と暮らす前はどんな生活をしていたの?辛いことがたくさんあったの?と想像する。でもこれからはきっと一緒に幸せに暮らせるはず。2018/07/15
ぴょん
16
保護施設からきたわんこ『きみがうちにくるまえ・・・どんなせいかつだったの?』『あたたかいベッドでねてたのかな』『もしかしたら外につながれっぱなしだったのかも』と。『ぼく』が大好きなわんこのうちにくる前の生活を想像する。たくさんの思いをしているであろうわんこが、今こうして『ぼく』と幸せに暮らせているように。多くの人が、保護施設からわんこを迎え一生涯、楽しく幸せに暮らせたらいいなぁと思う。やさしいタッチの絵で、子供から大人まで心をつかむであろうお気に入りの絵本になった。2017/04/24
いっちゃん
16
娘が、以前に犬の殺処分についての本を読んで、胸を痛めていた。この本がまさか、そんな背景があるとは思わず手に取ったけど、切なく心に響くお話だった。2015/11/28
刹那
14
子どもだけでなく大人にも読んでほしい本。2017/07/01