内容説明
両親が失踪したのは、クリスマス・イブの夜。4歳だったケイトは、母と最後にかわした約束「弟マイケル、妹エマを守ること」を、一番に考えて生きてきた。それから十年、辺境の地ケンブリッジフォールズにあるぶきみな孤児院に送られることに…。そして、今年もまたクリスマスが近づいていた。
著者等紹介
スティーブンス,ジョン[スティーブンス,ジョン][Stephens,John]
バージニア大学で美学の修士号を取得。テレビドラマのプロデューサー、脚本家を経て、『エメラルド・アトラス―最古の魔術書』を執筆。同書は、2010年のボローニャ児童図書展で話題となり、アメリカではランダムハウス社が初版25万部で刊行。39カ国に版権が売れている。ロサンゼルス在住
片岡しのぶ[カタオカシノブ]
和歌山生まれの岩手育ち。国際基督教大学教養学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シルク
11
台詞が軽妙でね。油断してるとプッと吹く(笑) これは元の文が良いのかね~、翻訳が優れてるってことかね~……両方だな。作者と翻訳者との出会いが、また奇跡だったんじゃな~い~? 「ヘボ魔術士、よく来た!」(p.206)「ホネホネじじいめ、うそをつくと承知せんぞ!」(p.240)「へっ、そうかい。ま、再会できて、慶祝慶祝。……」(p.263)「たしかにれっきとした孤児院とはいえないね。どうもわたしがポカをやったらしい。いや、やるのはこれからか。今から十五年かそこらのあいだにやるわけだな!」(p.186) 2018/07/04
円舞曲
8
三部作の一作目。ケイトとマイケル、エマのそれぞれの姉弟妹への想いが物語をひっぱって、はらはらどきどき、時には切なくの展開で面白かった。次巻が待ち遠しいです。2012/01/22
ネズミ
6
★★★★☆ 前半なかなか話に入り込めなかったけど、後半はぐいぐいきましたね。エマとガブリエルの絡みが好きです。カブリエルかっこよすぎます。2017/08/31
takky_tate
5
おもしろかった~!映画を見ているようにイメージできました。次から次に事件がおこる。ジェットコースター並みにスリリング。魔法とタイムスリップ。両親の行方は?あと2冊の魔導書は?三部作の1冊目なのでまだまだ、明らかにされないところもあるのですが今回の件に関しては、ハッピーエンドで満足です。2012/11/21
ゆたこまち
3
面白い!! モリモリ詰め込まれてはいるけども、私は楽しい時間が過ごせた。 次も読みます。2020/08/18