出版社内容情報
ママがいない…!ママは、ハチミツをさがしに行ったのでもなければ、パパを迎えに行ったわけでもない。もう、どこにもいないの…。 幼児~小学校低学年
内容説明
ママがいない…!ママは、ハチミツをさがしにいったのでもないし、パパをむかえにいったわけでもない。もうどこにもいないの…。悲しくってせつなくってハートウォーミングなフランスの絵本。
著者等紹介
ギシュー,ルネ[ギシュー,ルネ][Gouichoux,Ren´e]
フランス・ブルターニュに生まれる。国語の先生。子どもの生活からヒントを得てお話をつくり、それを下校前に話して聞かせるのが好きだという。12年前から書き始める。ブレスト近郊に在住
タレック,オリヴィエ[タレック,オリヴィエ][Tallec,Olivier]
1970年、ブルターニュに生まれる。以前はグラフィックデザイナーだったが、現在はイラストレーターとして活躍。パリ在住
石津ちひろ[イシズチヒロ]
1953年、愛媛県に生まれる。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍中。おもな作品に、絵本『あしたうちにねこがくるの』(講談社/日本絵本賞)などがある。東京在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
20
読み友さんから。最近オタマさんと衝突することが多いんですが、結局は「ママもパパも大好き」。だからこそ片親になる恐怖に敏感。…今年、通う保育園のお母さんが突然死され、小学生の息子さんが発見するという痛ましい事件がありました。死んでしまったら会えない、ということに気づき始めた子が読むべき本なのかもしれません。2017/06/19
Cinejazz
16
〝ママが、いっちゃった…。ママは、森の奥へ、栗や木の実を拾いに、行ったんじゃない...おいしい蜂蜜を探しに、ママだけが知っている、秘密の場所へ行ったってわけでもない...魚を採りに行ったパパの帰りが待ちきれなくて、険しい崖を登って行ったのとも違う...ママは、砂浜にも、火星にも、木星にも…もう、どこにも、いない…天国に行っちゃたんだもん…〟パパはわたしの手を強くにぎって言った 「いっしょに、頑張ろうな。ママはいつだって、わたしたちと、いっしょだからね」わたしは、大きく頷いた「うん」…切ない。切なくて↓2025/05/08
ごへいもち
15
やだなぁ、こういうの(ノω・、) と思いながら2017/08/01
ケニオミ
12
タイトルに惹かれて図書館で読了。ママは逝っちゃったのね。もう戻ってくることのない悲しみをパパと共有しなければならない。下界でどのようなことが起こってもそれは変わらないんだね。2016/07/30
けんちゃん
10
ブックオフで立ち読み。ママを天国の送った子グマとパパの喪失感がズキズキと響きます。じっとして動きたくない、そんな二人が大風をきっかけに、少しずつ日常にかえっていきます。傷跡はなくならないけど、傷の痛みはゆっくり癒えていくんですね。2010/09/24