内容説明
これほど、その死を悼まれた企業経営者がいただろうか？２０１１年１０月５日、惜しまれながら世を去ったスティーブ・ジョブズ。輝かしい業績のかげには、再起不能と思われた挫折もあった。あの、伝説のスタンフォード大学卒業式でのスピーチにならい、「三つの物語」からジョブズの生涯を描く。ジョブス年譜・用語解説・さくいん付。
目次
はじめに―三つの物語
第１部 旅こそが報酬（ジョブズの素；ウォズ ほか）
第２部 真のアーティストは出荷する（ネクスト；家族 ほか）
第３部 最後にもう一つ…（がん；成就 ほか）
著者等紹介
ブルーメンタール，カレン［ブルーメンタール，カレン］［Ｂｌｕｍｅｎｔｈａｌ，Ｋａｒｅｎ］
ノンフィクション作家。「ウォール・ストリート・ジャーナル」で長年、ジャーナリストとして活躍。主な著書にＳｉｘ Ｄａｙｓ ｉｎ Ｏｃｔｏｂｅｒ：Ｔｈｅ Ｓｔｏｃｋ Ｍａｒｋｅｔ Ｃｒａｓｈ ｏｆ １９２９（サイバード賞オナー受賞）、Ｌｅｔ Ｍｅ Ｐｌａｙ：Ｔｈｅ Ｓｔｏｒｙ ｏｆ Ｔｉｔｌｅ ＩＸ（ジェーン・アダムズ児童図書賞受賞）など。テキサス州ダラス在住
渡邉了介［ワタナベリョウスケ］
１９５９年新潟県生まれ。一橋大学社会学部卒業。システムエンジニアを経て、フリーランスの翻訳者として活躍中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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kinkin
66
以前に児童向けの本で読んだスティーブ・ジョブズの生涯より詳しく描かれているので読んだ。仲間のヴォズニアクと二人で立ち上げたガレージの工場でパソコンを作り出すあたりやっぱりアメリカン・サクセス・ストーリーだ。規則や制約の多い国日本だったらこんな風に世界に羽ばたくとも羽ばたけなかっただろう。もし彼のような人物がもっと早く生まれていたら現在のコンピューターやネットワークの技術はどうなっていたのでしょうね。あと３０年彼らが生まれていたら今どうなっていただろう。図書館本2019/03/03
mazda
20
アップルを起業した頃、大株主の1つにゼロックスがあったそうです。ゼロックスはアップルの株式を持つ代わりに、PARCで行っていた極秘事業をジョブズに見せることになったそうです。当時PARCでは、GUIを搭載したコンピュータ、コンピュータ同士がつながってメールをやり取りできるシステムを持っており、これをみたジョブズが「未来がそこにある」と確信したと言います。しかし、ゼロックスの経営者たちは、トナー以外に興味がなかったため、このビジネスチャンスをみすみす逃したそうです。ダメになる企業の典型ですね…。2019/03/31
リトル
13
★★★ じぶんメモ： ▼いちばん大切なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つこと。心と直感は、自分が本当になりたいものは何か、知っているもの。 ▼ハングリーであれ。バカであれ。（Stay Hungry. Stay Foolish.）2014/09/29
Humbaba
12
ジョブズは世の中に全く無かったものを開発した訳ではない。しかし、元となるものがあったとしても、それを使う対象を大きく広げ、そしてそれによって多くの人の生活スタイルを変えたことは事実である。人間として完全だったわけでも、人格者だったわけでもないが、自分の考えた目標のために最善を尽くしてきた。2014/04/19
オレオン
4
中高生向け。偉大な人だけど、こんな人が身近にいたら、かなり大変そう。 スタンフォード大での伝説のスピーチ全文が載ってたらもっと良かったのに。2013/04/30
