内容説明
いいか、ジャック。ここで起こることは、すべてゲームだと思え。どんな目にあっても、くよくよしてはいけない。うまくゲームをするんだ。そうすれば、ナチより長く生きることができるかもしれない。極限状態のなかで、ジャック少年が見たものとは…。
目次
戦争のうわさ―一九三九年
占領
つのる恐怖
絶望
死ぬ権利
ルールの学習
ゲーム
収容所の日々
死の扉
モーニク
飢えとの戦い
戦争は終わった
家族をさがし求めて
新しい人生
著者等紹介
ウォーレン,アンドレア[ウォーレン,アンドレア][Warren,Andrea]
アメリカの女性ノンフィクション作家。雑誌編集者、新聞記者などを経て、現在は若い人たちに向けて、歴史をテーマとした良質なノンフィクション作品の執筆を続けている。主な著書としては、『孤児の列車―ある少年の真実の物語』(ボストン・グローブ賞)などがある
林田康一[ハヤシダコウイチ]
1952年、東京に生まれる。東京大学文学部英米文学科卒業。出版社勤務の後、企画・翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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