内容説明
巨悪のヒーロー、アル・カポネを筆頭に、選りぬきの極悪囚が送りこまれる島、アルカトラズ島。そんな“悪魔の島”にやってきたムース少年と5人の子どもたちが織りなす、涙と笑いの熱い友情物語!2005年ニューベリー賞銀賞受賞作。
著者等紹介
チョールデンコウ,ジェニファ[チョールデンコウ,ジェニファ][Choldenko,Gennifer]
アメリカの作家。1957年生まれ。マザーグースを題材にした絵本と、児童文学作品2作を発表している。カリフォルニア州ティブロン在住
こだまともこ[コダマトモコ]
東京生まれ。出版社で雑誌の編集に携わったのち、児童文学の創作と翻訳をはじめる。白百合女子大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱせり
5
最後の一文がすごくすごくすごくいい。にくいったらない。最高の読後感にありがとう、と言いたい。2009/03/08
redbaron
4
アルカトラズの別の一面を知った。にしても、ぐいぐい惹きつけられる物語だわ。もっと読まれても良い本だと思うけど、どうかしら?2014/09/15
kinaba
4
あまり、こう、ヒーロー in 刑務所、という感覚って日本ではあんまりないよな、と思って興味深かった。ラストのニヤリとできる幕引き、いいなあ。2012/09/29
dumpty
4
アルのお母さんにぐっときました。家族それぞれに表現や態度は違っても、思いは一つなんですよね。思わぬところへ連れて行かれた感じで、いい意味で裏切られました。ほー。2009/05/08
ささ
3
舞台は、かの有名なアルカトラズ島ですが、物語の中心は、主人公の自閉症の姉を中心とした、家族のお話です。ハラハラドキドキの冒険やサスペンスかとおもいきや、いい話系のヒューマンドラマに、ほんのちょっと刑務所島での非日常的なおもしろさを加わえた感じ。 続き https://kodomonohonnnomori.hatenablog.com/entry/2019/07/05/215214?_ga=2.23218937.2127480346.1562330584-121216518.15412876222019/07/05