内容説明
何千年ものあいだ、選ばれし者によって守られてきたフェニックスのたまご。１５０年前、中国からアメリカ・サンフランシスコへと持ちこまれて以来、平穏な日々が続いていたが、その魔力をもとめて、ついに伝説の妖怪どもが動きはじめた！古代中国の伝説からとびだした奇想天外オリエンタル・ファンタジー。
著者等紹介
イェップ，ローレンス［イェップ，ローレンス］［Ｙｅｐ，Ｌａｕｒｅｎｃｅ］
１９４８年、サンフランシスコに生まれる。中国系アメリカ人
金原瑞人［カネハラミズヒト］
法政大学教授。翻訳家
西田登［ニシダノボル］
中央大学英文学専攻修士課程卒業。塾講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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☆よいこ
50
児童書。中華系アメリカンファンタジー。トム（トーマス）・リーは魔法をたしなむおばあちゃんとサンフランシスコで暮らしている。ある日、家を訪ねてきたのは老紳士。その正体は、おばあちゃんの弟子だったトラ[ミスター・フー]だった。そんな中、[守護者]としてフェニックスの卵を守ってきたおばあちゃんだったが、とうとう悪者に居場所がばれてしまった。次々と襲ってくる妖怪たちにおばあちゃんは倒され、トムはミスター・フーと共に卵を守って戦う。▽少年とイケオジのコンビがいい。金原瑞人訳なので読みやすい。2018/11/08
うしこ＠灯れ松明の火（文庫フリークさんに賛同）
40
上級生から大好きな祖母の事を馬鹿にされてケンカになったものの、ケンカに負けて家に帰ってきたトム。家に入ろうとすると鍵を忘れた事に気づき慌てて呼び鈴を鳴らすと、祖母ではなく見知らぬ男が出てきて・・。サンフランシスコを舞台に中国の伝説や山海経などを題材としたファンタジーです。サラリと読めました。仲が良いのか悪いのかよく分からないミストラルとモンキーのやりとりが面白かったです。最初は逃げ腰だったトムも、最終的にはきちんと自分の運命と向き合うことができて良かったです。続編が出ていないのが惜しまれます。★★★2012/09/26
ほんわか・かめ
17
表紙の虎に射抜かれた！中国系アメリカ人作家による中国＋アメリカのハイブリットファンタジー。人間＆虎＆フェニックス＆龍＆孫悟空！映画にできそうな作品だなぁと思っていたら、なんと2023年末にアニメーション映画がアメリカ公開されるそうな。ただ３部作なのに邦訳されているのは本書のみ。この機会に続編翻訳してほしい！少年の成長譚でもあるし、中国の伝説も興味深い。“あやまった目的のために恐ろしいことが起こるのを何度もみた。でも、立派な目的のためにもっとひどいことが起こるのもさんざんみてきた”2023/03/25
言音 / 放置気味…。
4
面白かった！良いトコで終わっちゃったけど続くの？ 「竜の王女シマー」と登場人物が似てる気がする。あの人も思わせぶりなこと言ってたし。 訳者あとがきによれば「竜の〜」には続編があるらしいけど、それを読めば解るのかな？翻訳してほしい!! 2006/11/14
神城冥†
4
虎萌え〜！ちょっと涙もろいところも、意地っ張りなところも、照れ屋なところも萌え！龍のミストラルもモンキーも個性的で良い。早く続編が翻訳されないかな？2008/09/08
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