鏡のなかの迷宮〈1〉水の女王

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  • サイズ A5判/ページ数 295p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784751521281
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8097

出版社内容情報

魅惑の水上都市を舞台にこの夏最高のファンタジーの登場! 「水の女王」の不思議な力で守られていたヴェネチアにある時地獄の使者が現れ、運命の歯車が狂いだす・・・・。群を抜く疾走感と絶えることのないドキドキ! 読み出したらとまらない、「華麗なる」ファンタジー3部作の幕開けです!  小学校中学年~中学生

内容説明

鏡工房の弟子となったメルレとジュニパ。小さな偶然が重なりあったとき、ふたりの運命は思いもかけない方向へと転がりはじめる。人魚の棲む水の都ヴェネチア。かつては栄華をきわめたこの街も、エジプト軍に包囲されて、はや30年。「水の女王」の不思議な力でなんとか自治を守っていたが、地獄の使者の到来をきっかけに、保たれてきた均衡がゆらぎはじめる。魅惑の水上都市を手に入れるのは、だれなのか?そして、いったい「水の女王」とは…?魅惑の水上都市ヴェネチアをめぐってくりひろげられる華麗なるダーク・ファンタジー第1部。

著者等紹介

マイヤー,カイ[マイヤー,カイ][Meyer,Kai]
1969年、ドイツのリューベック生まれ。ボーフム大学で演劇、映像学を学んだ後、ジャーナリストとして数年働く。1993年、最初の作品を発表。1995年より、文筆に専念し、サスペンス・スリラーを多数執筆。主な作品に「七つの封印」シリーズ(ポプラ社)、「錬金術師」、「ダイタロスの家」(以上未邦訳)がある。メルレを主人公とするこの三部作はドイツでベストセラーになった

遠山明子[トオヤマアキコ]
1956年生まれ。上智大学でドイツ文学を学ぶ。現在、大学でドイツ語、ドイツ文化を教えながら、ドイツ語圏の児童文学の翻訳紹介をしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

23
運河を人魚が泳いでいるなど、現実とは似て非なるヴェネツィアの物語。運河を人魚が泳いでいたり、ピラミッドが一瞬にして凍ってしまったりと、映像で見てみたい都市の描写が続いて想像力を大いに刺激される。最も刺激を受けたのは、翼の生えたライオンだ。石でできているのに、なぜかたてがみもふんわりしていて、翼を生やしているので空も飛べる。しかも石でできているために不死だ。ヒロインを乗せて急降下したり鋭い爪で敵を攻撃したりと大活躍。ヒロインの出生については三部作を通じて徐々に明かされる。2015/05/14

yourin♪

15
架空の街、水の都ヴェネチアを舞台に繰り広げられるファンタジー。 孤児の少女メルレが鏡職人の弟子になることから、物語りは始まる。 水の女王、翼のあるライオン、人魚、水鏡・・・どんな秘密が隠されているのか、どんな運命が待っているのか、続きが楽しみです♪2011/06/21

なにも

12
平成を振り返ろうキャンペーン第2弾。中学生のとき、友人に薦められて読んだ本。児童文学で好きな作品を挙げよと言われたら真っ先に思い付く作品のひとつ。しかし……こんなお話だったのか。中学生の私が理解できて読んだとは思えない。印象深い台詞が幾つかあった。たとえば、「ばかみたいに善良」とか、地獄について、「ひょっとするとこういうことは、人間じゃないと本当にわからないのかもしれない」とか。2019/04/14

ベガ@あやめ

9
眠り姫からのおすすめ本。確かに姫は好きそう。2016/02/26

Goto3387

7
10年以上前に子供と読んだ本を再読。ヤングアダルト向けダーク・ファンタジー、三部作の一冊目。舞台となっているのは架空のヴェネチア。表紙の絵に魅了されて手に取った記憶がある。口の裂けた人魚、近衛兵が乗る石のライオン、魔法の鏡工房、ファンタジー要素は満載。孤児院から引き取られた二人の少女、盲目の少女ジュニパと、水でできた手鏡を持つメルレ。顔の下半分を仮面で隠した世話係のウンケ。盲目の少女ジェニパは物語が始まった途端に目が見えるようになる。10年前に読んだ時からずっと印象に残っているのは、そのジェニパの目。2020/11/23

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