平家物語〈１〉赤旗白旗の巻

生越 嘉治【文】/佐藤 やゑ子【絵】

あすなろ書房（1996/07発売）

• サイズ A5判／ページ数 110p／高さ 23cm
• 商品コード 9784751519318
• NDC分類 K913
• Cコード C8393

出版社内容情報

古典文学の中で最も親しまれてきた平家一門の運命を描いた人間ドラマ『平家物語』を子ども向きに物語化した劇的な歴史読みもの。　　

内容説明

日本の古典文学の中で、日本人に最も親しまれてきた平家一門の運命を描いた『平家物語』を物語化した劇的な歴史読み物。第一巻は、怪男児・鎮西八郎為朝の話から。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しげ]

平家物語を子ども向けにまとめた全十巻のシリーズの第一巻。文章もやさしく、漢字にはふりがながふってあるため、小学校中学年であればすらすら読めると思います。主に保元の乱、平治の乱の話がメインでしたが、作者の意図で「保元物語」の鎮西八郎為朝のエピソードも組み込まれています。源氏も平家も、貴族の権力争いに振り回まわされている印象を受けました。清盛は、信頼の計画を知ったうえで熊野詣に出かけたのではないか…というところが意味深です。

2012/11/28