内容説明
挑む、創る、守る―焼き物の宝庫、西日本8県56の窯元を訪ね、伝統と創造せめぎ合う匠たちの技と心ばえの報告。
目次
山口(兼田昌尚(天寵山窯)―刳貫技法で土の量塊感を盛る
三輪栄造(三輪窯)―「遊び心」から伝統の茶陶へ ほか)
福岡(金ケ江和隆―有田への危機感と愛情;松崎芙美子(暁窯)―独学で切り開くオブジェの世界 ほか)
佐賀(井上万二(井上万二窯)―土と体の対話を次の世代へ
中里隆(隆太窯)―四つの窯で焼き分ける ほか)
長崎(十三代横石臥牛(臥牛窯)―現川焼の刷毛目は純日本風
高木清次(茲朗窯)―現代の平戸焼きを作りたい ほか)
熊本(山本幸一(山幸窯)―「自分の旗」を掲げて常に変革
島田満子(アトリエ・コンテンタ)―熊本から「宇宙」を発信する ほか)
宮崎(伊藤五恵―伝統技術でオブジェの巧み)
鹿児島(十四代沈寿官(寿官陶苑)―四百年の歴史つなぐ薩摩焼
尾前喜八郎(尾前喜八郎窯)―地元の和紙生かし無釉から釉彩 ほか)
沖縄(島武己(中城古窯)―沖縄の風土が生む南蛮焼締
国吉清尚(年木窯)―荒々しく骨太な存在感 ほか)