出版社内容情報
"朝鮮戦争からベトナム戦争、冷戦の終結から通貨危機に至るまで、激動の20世紀に翻弄されてきた""東南アジアの物語""。国ごとに分かつことなく、東南アジアを一つの地域として鳥瞰、時代を大きく捉え、混沌を見事に見通す。前著『東南アジア現代史』に続く研究の集大成。"
内容説明
誰が“アジアの世紀”など予測できたろうか。絶え間なく続く内紛と政変、泥沼のベトナム戦争、米中ソ超大国の思惑と干渉。朝鮮戦争以降、50年間におよぶ東南アジア激動の通史。
目次
第1章 朝鮮戦争とアジア
第2章 朝鮮戦争期の東南アジア政治
第3章 平和共存と不況下の経済建設
第4章 冷戦復活と新興諸政権の政治危機
第5章 ベトナム戦争前夜
第6章 東南アジアの新たなる戦い
第7章 1965年の転機
第8章 ベトナム戦争の時代
第9章 ニクソン・ドクトリンと脱冷戦時代の始まり
第10章 オイル・ショックと天下大乱の時代
第11章 新カンボジア戦争、逆オイル・ショックの時代
第12章 脱冷戦時代の東南アジア
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
skunk_c
55
こちらは前書から27年のスパンをおいて出された続編で、著者自身のキャリアが増したために、文章や内容は格段にこなれた印象。また、冷戦の解消という現実の後に書かれているため、前書のようなどこかアジア共産主義にシンパシーを感じているような内容は影を潜めている。ただし「はじめに」で著者が「国別にではなく東南アジア全体の動きを追跡、整理、分析」と書いているが、その努力は感じられるものの、ミクロな出来事の積み上げが多く、マクロな像は余りくっきりとは浮かんできていない。むしろアメリカの動向との関連に重点を感じた。2024/08/31
moku324
1
詳しく書かれているのだろうけど、国同士の繋がりが乏しく読むのに苦労します。 ラジオ、YouTubeで簡単に東南アジア史について情報を入れてから読む方が楽しく見れる様な気がします。2025/03/23
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