出版社内容情報
ハシモト首相が南北統一韓国による日本への核攻撃に屈服する「ムクゲの花が咲きました」が超ベストセラーとなるなど、反日小説は花盛り。李朝時代の元祖反日小説から現代までの共通手法を分析し、自らも試作してみせた愉快作。
内容説明
反日なら大嘘も許されるのか。反日書ブームの根源を衝く力作。万葉集は韓国語で読める、とか、子どもを従軍慰安婦にした、とか、日本語には死には死ぬるという一つの動詞しかない、とかおよそバカ気た議論が世論化している。著者は韓国語研究者として「反日」の根拠を問い、反駁し、日韓関係逆転の発想を果敢に提起する。
目次
第1章 反日小説の書き方
第2章 朝鮮王朝における反日小説
第3章 「克日論」と反日小説
第4章 日韓関係逆転の発想
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナハチガル
9
最初は物珍しくて楽しめたけど、三分の一くらいで飽きてしまった。昔はやった「トンデモ本」のようなテイストで、資料的価値もあるウィットに富んだ労作ではある。「ヒットする反日小説の書き方」という体裁のライトな嫌韓本。表紙をもっとどうにかしてほしかった。「玄界灘で油田が発見され、これを口実に日本は韓国に戦争をしかけようとする。その作戦は『ヒデヨシ作戦』と呼ばれ、韓国人を皆殺しにするヒデヨシウイルスを韓国にばらまき、放送局に送り込んだスパイを使って世論を捜査攪乱し一気に日本軍を上陸させようとするものだった」。 2022/03/12
ノスケ
2
1996年発行。反日ベストセラー小説のテンプレートを紹介する本。このテンプレートを使って著者が書いた例文小説が意外と面白かった。反日と克日の違いについても書かれていて勉強になる。日本が舞台なのに地名や所在地がいい加減な場合、翻訳家が苦労するというのがよく解った。2013/01/17
1977年から
1
2001年
賽子
1
★★★☆☆