出版社内容情報
ボーン上田賞受賞記者が、隣国の民族至上主義の虚妄を決然と主張。植民地体験がない世代が叫ぶ反日、異常なまでの排外ナショナリズムの根因と弊害を、従軍慰安婦問題から広島アジア大会まで事実に即して鮮やかに解剖する。日韓関係に一石を投じる迫真の問題作。
内容説明
嫌いだが学ぶという欺瞞は止めて欲しい―隣国との率直な議論を呼びかけるソウル支局長。ボーン上田賞記者がいま必要なことを直言。韓国人の最大の伝統イデオロギー「反外勢」(外国勢力反対)という名の「攘夷意識」が噴出している。「世界化」「国際化」と呼号しながら対日差別から自由になれない人びとに、著者は民族至上主義の虚妄を決然と主張する。日韓関係に一石を投じる迫真の問題作。
目次
1 韓国・反日症候群(日韓最悪の夏―「従軍慰安婦」と「日本征伐」;慰安婦「政治決着」の内幕;「日韓核戦争小説」の危険 ほか)
2 韓国ナショナリズムの不思議(危険な金泳三政権の「民族至上主義」;病根としてのナショナリズム;「韓国病」退治の前途多難 ほか)