出版社内容情報
世紀末を迎え、近代西洋合理主義的価値観の破綻が明らかになってきている。自然からの人間の、無意識からの意識の、民衆からの支配者の、それぞれの自立について老荘思想と安藤昌益にもとづいて分析し、直面する大不況と環境破壊に対して「復初」の必要性を説く野心作。
目次
1 『壮子』と「至徳ノ世」
2 安藤昌益と「自然ノ世」
3 『古事記』と三つの自立
4 自立から「復初」へ
5 日本人の場合
6 昌益の切りひらいた道
7 「復初」の方策を求めて
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- 和書
- 神さまを待っている