出版社内容情報
近代学校の与える学力中心のもの知り教育が非人間化の過程となり抑圧の強化をもたらしたことを指摘し、被抑圧の第三世界の立場から他者とのかかわり方を変えていくことを主軸にした解放の教育を自己の実践によって語る。文化の解放から新しい政治を展望する教育思想。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
栗山 陸
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読書会用。詰め込み教育=銀行型、というのはなかなか印象に残る術語。2011/10/17
mimi.0407
1
身近な単語を用いて識字教育を行うという点が非常に興味深かったです。 しかしあまりよくない訳文なので、新訳必読です!2011/04/15
かじやん0514
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教育実践よりも、それを支える理論や思想がテーマ。「解説」でのフレイレが行っていた識字教育の例が無ければ、理解は難しかったかも。とりあえず、日本の教育は、社会に自発的にかかわる主体を形成する上で役に立たず、最悪ですね。新訳が楽しみ。2010/10/08
Kei Takenami
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人間らしく生きたい。当たり前の欲求ことが簡単にないがしろにされてしまうことは歴史が証明している。闘う学者が「教育」を抑圧の道具を被抑圧者の手に取り戻すためにもがいた軌跡と経験が生み出す言葉のひとつひとつに勇気づけられる。2017/06/18
阿部
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旧訳の方。人間の人間化についての大きな本。2017/04/22