「複雑系」が世界の見方を変える―関係、意識、存在の科学理論

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「複雑系」が世界の見方を変える―関係、意識、存在の科学理論

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750518527
  • NDC分類 401
  • Cコード C0040

出版社内容情報

《読んだ後、目の前の風景は同じには見えない。》



●極小から無限へと、世界はシームレスに織り上げられる。それを見つめる意識の正体とは?

●「間質」研究で知られ、複雑性理論の研究でも注目される科学者が、複雑系理論の歴史と面白さをわかりやすく概説。

●カオス理論、相対性理論、量子力学といった科学知識に加え、哲学や仏教の知見を縦横に用いて、世界と意識の謎に迫る、知的好奇心を刺激するサイエンス書。



**********



「わたしが水を飲もうとしてコップを持ち上げるとき、コップを持ち上げているのは宇宙なのだ」

本書を読めば、この文章の意味が腑に落ちる。



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内容説明

注目の科学者が複雑系理論の全体像をわかりやすく紹介。カオス、相対性理論、量子力学といった科学知識に加え哲学、仏教の知見を総動員して迫る、世界と意識の謎。

目次

1 複雑性(存在の科学;秩序、カオス、複雑性の起源;複雑性の規則と隣接可能性)
2 相補性とホラルキーあるいは「無限の身体」(細胞レベル:身体と細胞;分子レベル:細胞説を超えて;原子レベル:ガイア;素粒子レベル;量子ストレンジネス;すべてのレベル:時空と量子泡)
3 意識(「意識のハード・プロブレム」について;ウィーン学団と科学的経験論;クルト・ゲーデルと形式論理学の限界;形而上学の帰還:根源的認知)

著者等紹介

シース,ニール[シース,ニール] [Theise,Neil]
NYUグロスマン医科大学院教授。病理学を専門とし、成体幹細胞の可塑性や間質の組織などの研究で知られ、長年にわたり複雑性理論に関する研究をつづけてきた。これまで人体の一組織にすぎないと考えられていた間質は、固有の生理機能を営む臓器と捉えられるべきであるとの見解を示し、一般メディアにも取り上げられ大きな注目を集める。本書がはじめての著書

西村正人[ニシムラマサト]
1960年、京都府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専攻卒。出版社、ソフトウェアメーカー等勤務を経て翻訳へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

33
読み終わった今感じているのは、壮大な宗教の教えを学んだあとのような気持ちです。複雑系という物質の関係性をパターン分析し考察する科学がもたらす「もの」への定義のゆらぎこそ、固定観念を打ち砕く私たちの大きな武器です。そして、この夏から打ち込んできた脱水症リサーチの現在での最終到達点がここ。水分補給と筋膜の勉強が、身体の構成が細胞説と液体説(体は無限に分割できる流体でできているという視点)どちらの側面も持つ相補性で説明できるとする章への理解を深めてくれた。エコシステムの関係性をパターン化するときにも役立ちそう。2024/10/22

kthyk

18
最近の読書テーマは形而上学。辻邦生の「背教者ユリアヌス」等により、森有正の「経験と思想」の再確認が当面の関心で再読している。この書のポイントはクルト・ゲーデル。著者は相対性理論、量子力学、複雑性理論に踏み込み、かってのウィーン学派が標榜した数理論理学、経験科学や唯物論的世界が打ち砕かれていることを解説。しかし同じウイーン学派の一員ではあるが、ゲーデルのプラトン的イデア、内省を通じての直観が他の何かを思い出すということがあっても構わないと論じる。CPUそしてAIは、決して人間の意識を作り出すことは出来ない。2025/02/15

Go Extreme

1
複雑性 存在の科学: 秩序、カオス、複雑性の起源: 全体は部分の総和を超える 複雑性の規則と隣接可能性: フラクタル 創発と予測不可能性 複雑性の規則と隣接可能性 相補性とホラルキー 細胞レベル:身体と細胞 分子レベル:細胞説を超えて 原子レベル:ガイア 素粒子レベル:量子ストレンジネス すべてのレベル:時空と量子泡 意識のハード・プロブレム ウィーン学団と科学的経験論 クルト・ゲーゲルと形式論理学 形而上学の帰還: 知識の源泉ー観想 仏教ー明澄な光の精神 創造的潜在力 不二一元論 融合ー根源的認知2024/09/18

arisa

0
井筒俊彦「存在が花する」は「存在がわたしする」、「存在がセザンヌする」、「存在が鳥する」でもある。2025/01/26

mana

0
複雑系の話に始まり、意識の存在や形而上学的な思想についても言及されている。分子、原子、素粒子、量子泡と極小のスケールを追っていくごとに、我々自身は無限に広がっていく。私=宇宙であり、世界だと言えるのだ。また、第3部の経験科学の限界に対する裏返しとして立ち現れた直感的思索については、特に興味深い内容だった。「何も分離せず、何も排除せず、我々はただ存在するだけで、真実であり、無垢であり、完全である。(p.207)」という最後の一文は感動的。一読して理解できなかった部分もあるため、改めて読み直したい。2024/12/27

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