出版社内容情報
色んな人に
あいさつをする
会社でも道端でも
手紙を書くときも
相手と そっと
つながりたいから
丁寧に
でも わたしは
近ごろ
自分に
あいさつをしていない
──「あいさつ」
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〈 自分にそっと 優しく 声を掛けてください 〉
──ことばがこころを包む時がある。
かなしみと共に歩むための、詩という姿をまとった贈り物。
NHK「100分de名著」指南役としてお馴染みの批評家・詩人による第7詩集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
107
最近寝る前に詩を読むことが増えた。若松英輔さんの本はご自身の体験などから手にとることも多く。何度も読み返したい一冊。時間をかけて少しずつ味わっていこう。 2024/05/09
breguet4194q
95
「恋は見えるものを見えなくして 愛は見えなかったものを見えるようにする」など、著者は自分の存在価値、立ち位置を確認し、自分だけの問いを見つけ出そうとするために詩を書くという。 「ことば」に託した著者ならではの思いが存分に掲載されてます。2024/11/29
コンチャン
16
ことばをどのように使えばこころに届くのか。著者はその方法を知っているのではないか。そんなことをこの詩集を読みながら思うほど、響く言葉がたくさんあります。2024/04/15
しょうじ@創作「熾火」執筆中。
15
240124-0329再読。ランダムにチョイスして、線を引いて読んだ。読了後、線を引いた部分を抜書きしました。「光となる/である」ことばを、自らの内に見つけ出す作業の導き手となるのではないかと思うと共に、自分自身が光「である」ように生きていけるといいと思っています。2024/03/29
双海(ふたみ)
14
ことばがこころを包む時がある。かなしみと共に歩むための、詩という姿をまとった贈り物。若松さんの詩集はこれからも読み続けたい。2024/01/06
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