ルポリベラル嫌い―欧州を席巻する「反リベラリズム」現象と社会の分断

個数:
電子版価格
¥2,090
  • 電書あり

ルポリベラル嫌い―欧州を席巻する「反リベラリズム」現象と社会の分断

  • ウェブストアに31冊在庫がございます。(2024年07月27日 14時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750518046
  • NDC分類 312.3
  • Cコード C0030

出版社内容情報

〈「もう、リベラルはうんざりだ」?〉

極右に惹かれる若者たち、移民を不安視する労働者たち、敵視される団塊世代、そして高まるEUへの不信感……。



近年、欧州で広がる「反リベラリズム」感情の底流には、一体何があるのか?



EU本部の置かれるベルギー・ブリュッセルに赴任した著者が、揺れる欧州の現場に取材し、不安の根源に迫る、渾身のルポルタージュ!

内容説明

分断を乗り越え、新しい社会の絆を紡ぐために。近年、欧州で広がる「反リベラリズム」感情の底流には、一体何があるのか?EU本部の置かれるベルギー・ブリュッセルに赴任した著者が、丹念な取材によって「欧州のリアル」に迫る!

目次

プロローグ リベラリズムの行方
第1章 若者vs.団塊世代?―敵視されるリベラル
第2章 移民とグローバリゼーション―広がる経済不安
第3章 緊縮がもたらした分断―リベラル・パラドックス
第4章 ブレグジットの背後にあるもの―取り残された人々の怒り
第5章 ポルトガルの奇跡―「反リベラルのメロディー」を越えて
第6章 新型コロナウイルスとインフレ―問われるリベラリズム
エピローグ 未来へと一歩を踏み出す

著者等紹介

津阪直樹[ツザカナオキ]
1979年生まれ。早稲田大学を卒業し、2004年に朝日新聞社入社。青森、さいたま総局を経て経済部で国交省、官邸などを担当。英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で公共政策修士号を取得し、2017年からブリュッセル支局長。2020年春に帰国し、財務省担当を経て、現在は金融取材を取り仕切る日銀キャップ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buuupuuu

21
欧州で排外主義的な主張を掲げる団体や政治家達が勢力を拡大させている。その背景にはリベラルが庶民の利害を代表しなくなってしまったという事情があるのではないかという。英仏独のリベラル政権は「第三の道」のような新自由主義路線を推し進め、その結果、庶民の生活は不安定になってしまった。リベラルな価値観を体現すると見られるEUは、リーマンショック後、南欧諸国に緊縮策を押し付けたが、これは南欧側からは仏独等の債権国の利益を守るためのものと見られた。EUに背いて反緊縮路線へ舵を切ったポルトガルの事情も取り上げられている。2023/10/28

ロア

14
朝日新聞の方が書かれてるので、鵜呑みにしないように注意しながら読みました(*´ω`*)「リベラルであるのが良き事」と遠回しに言ってますよね?保守=右翼=ヤバイやつって思わせるように、誘導するような表現をちょいちょいしてますよね?自分の国と国民を大切に思うことは大事だと思うし、それが出来てなくて、多様性が~とか移民かわいそ~とか言う人たちは、甘いというか平和ボケしてるというか・・・私的にはどうかと思うのです。2023/11/13

Melody_Nelson

8
F・フクヤマの「リベラリズムへの不満」が気になったのだが、読むのに時間がかかりそうだったので、サクッと読めそうな本書を手に取るも、想像とは異なる内容だった。移民・難民を擁護するリベラルを嫌うことと、本来であれば緊縮財政に立ち向かうはずなのに、それを認めている現在のリベラルを嫌うようになった(裏切られたと思う)ことなど、質的な意味で異なる「嫌う」理由が混在している。Brexitなど、まさにこうした流れなのだろう。ポルトガルが反緊縮で成功した話などは興味深いが、同じことを日本でやっても無理かな…。2023/08/18

お抹茶

5
なぜリベラルが支持されなくなってきたのかを欧州各地で取材する。ベビーブーム世代のリベラル派によって見捨てられた不安定な若者世代は,国境を越えて「欧州文化を守る」という訴えを共有する。ドイツをはじめ財政難で緊縮志向を取る保守勢力に対して,経済的な弱者を救済するはずのリベラルが同調したことが原因の一つ。EUのリベラル的な価値観に共感できても経済政策には疑問が多く,EUやリベラル政党から人々の心が離れた主因。リベラルに見捨てられているという不満が大きい。ギリシャの財政危機を振り返る当事者のインタビューも貴重。2023/10/15

ブルーツ・リー

4
まあ…上手いよなあ、とは思った。 朝日は、小さな政府には反対する路線で、いかに税制支出を大きくさせるか。という事を重視している訳だが、その結論に至るまでの道のりとして、こういった欧州の極右運動辺りを持ってくる。 ギリシャ発の財政危機と、アラブの春の失敗による移民の流入による雇用不安が極右運動の原因だから、政府は財源を出せという主張には、一応の理があるのだが、それを、日本の財政出動の話にまで絡めてくる手腕は、皮肉を込めて、上手いなあ、と。 この辺りを不自然に思わせない技術は、超一流のものがあると思った。2023/10/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21411890
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品