男尊女卑依存症社会

個数:
電子版価格
¥1,760
  • 電子版あり

男尊女卑依存症社会

  • ウェブストアに67冊在庫がございます。(2024年12月09日 15時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750517971
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0030

出版社内容情報

《 小島慶子さん、推薦!》

ついに解明された国民病。男性に重い下駄を履かせて死ぬまで働かせ、女性には報われないケア労働を押し付けてきた日本。

男も女も苦しい社会を変えるために、しんどいあなたが楽になるために、必読の書です。



---------



アルコール、薬物、痴漢、万引き、DV……。

さまざまな依存症に共通する原因は社会構造にあった!



ジェンダー・ギャップ指数を見るまでもなく、日本は男性優位の国である。

夫婦別姓も叶わず、男女の賃金格差も世界ワースト2。

わたしたちは性別役割分業──つまりは「男尊女卑」の考え方にどっぷりと浸かっている。



---------



その社会を勝ち抜こうと男たちはワーカホリックになるまで働いて、ストレスからアルコールや薬物で気分をあげ、満員電車では痴漢や盗撮にはまる。

日本を蝕む依存症の問題は、男尊女卑による社会の歪みを正さなければ解決しない。



---------



〈依存症は男らしさ、女らしさの病〉

アルコール依存症、痴漢、万引き依存症、盗撮、DVなど、多くの依存症を横断的に見てきた著者が、現代日本の病理を斬り、新しい人

と社会のあり方について考える。

内容説明

ジェンダー・ギャップ指数を見るまでもなく、日本は男性優位の国である。夫婦別姓も叶わず、男女の賃金格差も世界ワースト2。わたしたちは性別役割分業―つまりは「男尊女卑」の考え方にどっぷりと浸かっている。その社会を勝ち抜こうと男たちはワーカホリックになるまで働いて、ストレスからアルコールや薬物で気分をあげ、満員電車では痴漢や盗撮にはまる。日本を蝕む依存症の問題は、男尊女卑による社会の歪みを正さなければ解決しない。アルコール依存症、痴漢、万引き依存症、盗撮、DVなど、多くの依存症を横断的に見てきた著者が、現代日本の病理を斬り、人と社会の新しいあり方について考える。

目次

1章 日本は男尊女卑依存症社会である(男性優位の社会構造;らしさの価値観をインストールされる ほか)
2章 男尊女卑社会とワーカホリック(ワーカホリックはさまざまな依存症のトリガーに;仕事と飲酒 ほか)
3章 ワーカホリックと性別役割分業(男性に履かされた下駄の重さ;いまだにつづく男は仕事、女は家庭に ほか)
4章 「男らしさの病」と男尊女卑依存症社会への処方箋(シラフで生きること;感情をみつめる ほか)

著者等紹介

斉藤章佳[サイトウアキヨシ]
精神保健福祉士・社会福祉士。大船榎本クリニック精神保健福祉部長。1979年生まれ。大学卒業後、アジア最大規模と言われる依存症回復施設の榎本クリニックでソーシャルワーカーとして、アルコール依存症をはじめギャンブル・薬物・性犯罪・DV・窃盗症などさまざまな依存症問題に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

61
タイトルを見たとき、どこの話?と一瞬だけ思ったが、まぎれもなくこの日本社会のことだ。男尊女卑の弊害は、ジェンダーギャップ指数でも明らかである。しかし、もっと重大なのが、あらゆる依存症の根源に男尊女卑の呪いがあるということだ。「ワーカホリックは全ての依存症の基礎疾患である」と言い、性別や年代を超えて日本全国に蔓延している病だと。また、傾向として男性は仕事とともに依存症に陥りやすく、女性は家庭内のケア労働とともに依存症に陥りやすくなると。あらゆる依存症のバックに男尊女卑がある!2024/02/29

たまきら

58
精神保健福祉士・社会福祉士として活躍されている著者の言うことはすごく真っ当。あえてジェンダーギャップという言葉を使わず男尊女卑社会、と真っ向から対峙する姿勢も嫌いではありません。仕事一辺倒の依存的ライフスタイルが画一的な社会を産む基盤であり、適合しない者を見下し、利用しても許されると思い込む原点ではないか、という考察も興味深い。読みやすいところもよかったけれど、さあ、では次のステップは?は、また別の機会なのかもしれない。今回の連休はこの本などで夫とワイワイやりあいました。2024/05/06

NADIA

38
アルコールやギャンブルなど多くの依存症の根源は社会に染みついてしまっている男尊女卑思想にあるという。男女平等が掲げられて長いが、女性より男性を重んじる思考慣習は多く残る。が、それ故に男性は「強く」なければならず、その期待に応えることへのプレッシャーが彼らを依存症に追いやってしまうという。何よりも仕事優先というワーカホリック傾向の人も少なくないが、これも危険兆候。「こんなに頑張っているのだからこれくらい」と痴漢を繰り返す最悪な犯罪者になってしまう場合も。自然に「女より男は偉い」と感じている人は一読をお勧め2024/11/10

Mc6ρ助

17
『男女間の賃金格差をなくし、女性の正規雇用を増やし、妊娠出産によってキャリアを中断せずに働ける社会は、個人の努力によってではなく、企業ごとの努力、そして法整備によって変わっていくべきものです。 それと同時に、社会全体にある悪しき風習のようなものも変わらなければなりません。(p116)』依存症の話だけど、男尊女卑依存症の社会の話であり、男尊女卑依存な社会の話、依存症を抜ける話はできても、社会を変える話はいつものように難しい。2023/12/07

タナカとダイアローグ

17
図書館本。依存症の原因はワーカホリックでは?からすすみ、男尊女卑に依存している?という推論で組み立てられた現場からの報告と、自助グループの可能性について。ジェンダーギャップは日本語で男尊女卑がしっくりくるという。単語に支配/被支配とか勝利とかが埋め込まれているというのは白日に晒し検証した方が健康的。(望まずとも)高い下駄を履いて良いポジションになりがちな男でも、下駄でバランス崩しかねないといつのは良い比喩だった。駒沢監督が駅伝で男だろ!と発破をかけるのが、かつては美談だったが、今は違和感というのは突破口か2023/09/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21357073
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。