出版社内容情報
【WHITESHIFT[ホワイトシフト]】
白人マジョリティが徐々に、白人の伝統的文化を身につけた混血人種のマジョリティへと変容していくモデル。
英国では2100年代に混血の人々がマジョリティになると著者カウフマンは予見する。
──その時、世界はどう変わるのか?
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〈大転換する世界情勢〉欧米で大きな話題を呼んだ必読書!
地球規模での移民の加速化により、白人は各国で少数派となる。
白人のアイデンティティが揺らぐなかで台頭するポピュリズム、ナショナリズム、多文化主義に、我々はどう向き合えば良いのか。難民問題への対処に正解はあるのか。
人口学、社会学、政治学、統計学、心理学 などの知見を動員し、精密なデータをもとに 米・英・欧州・カナダの状況を分析。全ての人が希望を持てるような未来像を模索する。
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《特別付録》西山隆行氏(成蹊大学教授)による長文解説。
内容説明
西洋諸国では白人の割合が縮小している。生き残りへの不安を感じ、自信を喪失した白人は、非難の矛先を移民に向けている。このような白人保守層と、反白人イデオロギーを展開する文化左翼の間で、「文化戦争」が発生している。この状況に、現実的な解決策はあるのか。全ての人が希望を持てるような未来像はありうるか。世界の人口データを基に、具体的なシナリオを描き出す。
目次
白人がマイノリティになる世界―ホワイトシフト
第1部 闘争(ホワイトシフト前章―アメリカ史におけるWASPから白人への転換;トランプの台頭―移民時代の民族伝統主義的ナショナリズム;英国―英国保護区の崩壊;欧州における右派ポピュリズムの台頭;カナタ特殊論―アングロスフィアにおける右派ポピュリズム)
第2部 抑圧(左派モダニズム―一九世紀のボヘミアンから大学闘争まで;左派モダニズムと右派ポピュリストの戦い)
第3部 逃亡(避難―白人マジョリティの地理的・社会的退却)
第4部 参加(サラダボウルか坩堝か?―欧米における異人種間結婚;白人マジョリティの未来;「非混血の」白人は絶滅するのか?;ホワイトシフトのナビゲーション―包摂的な国の包摂的なマジョリティへ)
著者等紹介
カウフマン,エリック[カウフマン,エリック] [Kaufmann,Eric]
1970年5月11日生まれ。ロンドン大学、バークベックカレッジ政治学教授。香港で生まれ、カナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバーと日本で育つ。先祖は半分ユダヤ人、4分の1中国人、4分の1コスタリカ人。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス博士課程でナショナリズム研究で名高いアントニー・D・スミスに師事。専門は北アイルランドのオレンジ結社、ナショナリズム、政治・宗教人口学
臼井美子[ウスイヨシコ]
英語・フランス語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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