わたしは「ひとり新聞社」―岩手県大槌町で生き、考え、伝える

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わたしは「ひとり新聞社」―岩手県大槌町で生き、考え、伝える

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750517674
  • NDC分類 070.212
  • Cコード C0095

出版社内容情報

《そうだ、大槌だけの新聞をつくろう!》

町民の、町民による、町民のための小さな「大槌新聞」10年の奮闘記



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自分が生まれ育った町に何の関心も持たず、文章もろくに書いたことがない引っ込み思案な「わたし」。

震災を機に踏み出した、町と自身の再生への道のり……。



被災地復興の光と影、真のメディアとジャーナリズムのあり方を忖度なくあぶり出した、自伝的ノンフィクション。

内容説明

自分が生まれ育った町に何の関心も持たず、文章もろくに書いたことがない引っ込み思案な「わたし」。震災を機に踏み出した、町と自身の再生への道のり…。被災地復興の光と影、真のメディアとジャーナリズムのあり方を忖度なくあぶり出した、自伝的ノンフィクション。

目次

第1章 生きる意義を見失っていた震災前
第2章 大槌町の新聞を作りたい
第3章 地域メディアミックスに挑む
第4章 中断された震災検証
第5章 解体された大槌町旧役場庁舎
第6章 本当の復興はこれから
第7章 創造的メディアをめざして

著者等紹介

菊池由貴子[キクチユキコ]
1974年岩手県大槌町生まれ。岩手大学農学部獣医学科(現・共同獣医学科)在学中に潰瘍性大腸炎になり劇症型心筋炎を併発。二度心停止するも奇跡的に生還するが、入退院の繰り返しで大学を中退。東日本大震災前に結婚するも数年で離婚。震災後、情報不足に陥った経験から2012年6月に大槌新聞創刊。再婚と離婚を経て2016年4月に一般社団法人大槌新聞社設立。取材や執筆、編集に加え広告営業や事務までをひとりでこなす。第3回東日本大震災復興支援坂田記念ジャーナリズム賞、第2回エルトゥールル号からの恩返し日本復興の光大賞、令和元年度「新しい東北」復興・創生顕彰など受賞。大槌新聞の定期発行は2021年3月に終了。現在はオンラインによる講演や勉強会、語り部活動、執筆などを続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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けんとまん1007

48
改めて、メディア・ジャーナリズムとは何か・・を考えた。何より、視点・立ち位置の在り方だと思う。そこに住む人たちにとって、何が、一番求められているのかを考え続けること。いわゆるマスメディアは、既に、商売が全面にたってしまっている。その地域のあった形というものがあるのだと思う。そして、誰に情報を届けるか。自分で、どんどん情報を集める人でなく、情報に触れる手段が少ない人へ、どれだけ届けるかだと思う。ところが、メデイアだけでなく、巷に溢れるのは、元気な人がより元気になるような、同じ人たちだけが集まる場ばかりだ。2023/01/24

泰然

39
岩手県大槌町。大病を患い、離婚の挫折を抱えた内気な女性が、あの震災を契機に全くのゼロから故郷の町民のためにひとりだけの新聞社として大槌新聞を創刊する。良い意味でケレンさや感動味はない。悲痛な現実や過去と向き合って内省や検証することなしに本当の震災復興はなく、人間個人個人の再生はないことを懇々と問う。言うなれば「一粒の麦」として故郷復興の地域メディアとしてひとり奮闘した彼女の日々は、南米アンデスのハチドリの山火事寓話を想起させる。持病と闘いつつ、答えを模索する。しかし結果を急がない懐の深さは普遍の味がある。2022/10/06

kan

24
草の根ジャーナリズムとも呼べるだろうか、一町民として町の復興のため、知りたいことを取材し、町の人々が知りたいと思うだろうことや人々に知ってもらいたいことをあくまで一町民目線で伝え続けた大槌新聞。大上段に構えず伝えるべきことを伝え続ける姿勢を貫き、震災後のシビックエンゲージメントに影響を与える地域メディアの役割を果たしたのだろうと思う。小さな町ならではの限定的な循環や忖度が不祥事に繋がりやすく、地方の小自治体の舵取りと住民の行政との関わりの難しさが際立っており、メディアの役割と姿勢の重要さを実感した。2023/02/26

チェアー

8
同じ場所を見続け、細かい変化や不具合を指摘する。そこに住む人にとって本当に必要な情報を提供し、生きやすくする。権力があるものに忖度しない。それは民主主義の根本だ。それを実現したのが大槌新聞だった。 どうか筆者の体験したことや思いが広まりますように。大きな話には食いついても、身近なことには疎い。そのことを私は分かっているようで分かっていない。 2022/12/19

takao

3
ふむ2023/01/10

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