種をあやす―在来種野菜と暮らした40年のことば

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種をあやす―在来種野菜と暮らした40年のことば

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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750517636
  • NDC分類 626
  • Cコード C0095

出版社内容情報

岩﨑さんの農の話は、種と実りと人の暮らしが巡りながら土地に根差すことの喜びを気づかせてくれる。

──皆川 明(ミナ ペルホネン・デザイナー)



* * *



野菜の人生について考えたことは初めてでした。

野菜の一生に寄り添い、野菜と交流し、野菜から学んでいる岩﨑政利さんの言葉は詩人のようです。

野菜には人間と同じように個性があり多様性を失えば絶えていくことを、この本を通して知りました。誇らかに花を咲かせる野菜の姿を見てみたい。日本の風景に野菜の花を取り戻したいと思いました。

人間にとって「種」とは何かを、問いかけてくれるすばらしい哲学書です。

──田口ランディ(作家)



* * *



在来種を守るのに大切な視点は、経済や文化だけでない。

岩﨑さんが語る「人と作物の幸せな関係」というもう一つの視点に、目を開かされた思いです。

──江頭宏昌(山形大学農学部教授 [植物遺伝資源学 ] )



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〈種継ぎ農家が畑で学んだいのちの哲学〉

長崎・雲仙の肥沃な大地で長年にわたり種採りに情熱を注いできた著者が、まだ見ぬ後継者たち、そして野菜を愛するすべての人に向けて綴った。

──農家であることの喜び、野菜と種がもたらす人生の醍醐味とは。



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施設園芸で化学肥料を極めた若き日から、有機農業と出合いたどり着いた無肥料・不耕起の在来種野菜づくり。

挫折と孤独、そして大いなる喜びもまた──。

在来種野菜と種に人生を捧げつづける長崎・雲仙の農家が語る唯一無二の種採り哲学。

内容説明

長崎・雲仙の肥沃な大地で長年にわたり種採りに情熱を注いできた著者が、まだ見ぬ後継者たち、そして野菜を愛するすべての人に向けてつづった「農家であることの喜び」と「野菜と種がもたらす人生の醍醐味」。

目次

第1章 雑木林が教えてくれた(農家になりたくなかった;最先端の農業を学ぶ ほか)
第2章 野菜の一生(種と生きていく;種を採るという営み ほか)
第3章 個性豊かな種たち(おいしさが大切;種がもつ物語 ほか)
第4章 野菜と暮らす(野菜の生きる姿に学ぶ農の世界;食べてみて初めてわかること ほか)
第5章 また、種を蒔く(種を100年残すために;食べてつないでいく ほか)

著者等紹介

岩〓政利[イワサキマサトシ]
1950年長崎県雲仙市生まれ。諌早農業高校卒業後、69年に同市吾妻町で家業を継ぎ就農。80年代から有機農業を営むなかで在来種野菜の自家採種をはじめる。毎年約80品種の野菜を育て、50種近くの種を採る。日本各地に点在するさまざまな在来種の種を託され、消えゆく種を継いでいく営みを40年にわたり続けている。NPO法人「日本有機農業研究会」幹事として種苗部会を担当。「雲仙市有機農業推進ネットワーク」「雲仙市伝統野菜を守り育む会」では代表を務める。2019年よりオーガニックベースが展開する「雲仙たねの学校」で講師を務め、「種市」「種を蒔くデザイン展」等に登壇、種について伝える活動をおこなう。22年、長年の種採りへの取り組みが評価され黄綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Aya Murakami

79
アマゾン購入。 たしかこの人はNHKのタネの箱舟の人…ですよね。ラストの方に種の未来はジーンバンクやF1種ではないというのは種取りしている人の間では有名なことですね(発芽率は時間経過とともに低下)。野口種苗さんとこの本か何かでも同じ内容が書かれていました。 消費者団体と生産者って対立するイメージが強かったのですが、岩崎さんのように味方につける戦略も存在したことに驚き。2023/10/28

けんとまん1007

50
種を継ぐということ。自家菜園を続けていて、僅かではあるが種や種芋をとって、翌年に繋いでいる野菜がある。岩﨑さんの取組を読んで、その数を増やしてみたいと思う。何となくではあるが、繋いでいる野菜は、うちの畑に合ってきているのではと感じることがある。それと在来種野菜。その土地ならではのものにも惹かれる。加賀野菜、飛騨野菜はついつい手が出る。もちろん、自分の住む土地のものも。種をあやす・・という、あやすの3文字が愛おしい。2024/05/29

Sakie

20
昨日も大根を収穫した。種を蒔き、カイワレ葉っぱを愛で、間引きした葉を食べ、時々に抜いては真っ直ぐさに感嘆し、食べた。在来種野菜を育てるとはさらに、種を採る母本を見極め、花を咲かせ、種を熟成させて枯れ果てるまで見守ることだ。その種を大事に集め、また蒔き、途切れなく循環を続けることだ。もともとの種だって、それまでたくさんの人が代々守ってきたから有る。それまでの長い時間を想うとき、季節とともに命を守り継ぐよろこびと使命感が胸に迫るのだ。F1の種やジーンバンクに保管した種とは違うその重みを、尊さと呼びたくなる。2025/02/19

nori

5
在来種を育てている農家のエッセイ。幼少期は農家になりたくなかった著者が、種を″あやす″ほど野菜を好くようになる過程が綴られていて、濃い人生を送られたのだな、と感じた。私自身も畑をしているので、こんな風に野菜と接することができる人になりたい。2024/04/07

kamekichi29

5
40年間、在来種野菜の種を継いできた農家さんのエッセイ。野菜を育てて、花を咲かせて種をとり、その種でまた野菜を育てる。そんな普通?の農業ができれば良いなと思いました。2024/01/02

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